この記事では、「分かる」と「解る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分かる」とは?
「分かる」とは?
「分かる」は「わかる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの筋道がすっきり通る」という意味で、何がどうなってどの様な結果になったのかが明らかになることです。
2つ目は「相手の事情がはっきりする」という意味で、相手がどの様な状態にあるのかが明らかになることです。
3つ目は「人情や世情に通じる」という意味で、人の気持ちを汲んで受け入れられることです。
上記に共通するのは「気持ちではっきりさせる」という意味です。
「分かる」の使い方
「分かる」の使い方
「分かる」は「ものごとの筋道がすっきり通る」「相手の事情がはっきりする」「人情や世情に通じる」という意味で使われます。
動詞として「分かる・分かった」と使われたり、副詞として「気持ちを分かってあげる」などと使われたり、名詞として「分かりが早い」などと使われます。
基本的に、ものごとの筋道や事情など、心ではっきりさせることに使われる言葉です。
「解る」とは?
「解る」とは?
「解る」は「わかる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの区別がはっきりする」という意味で、ある物を比較して違いが理解できることです。
2つめは「ものごとの真偽がはっきりする」という意味で、正しいことや事実などが判明することです。
3つ目は「物の意味や価値などがはっきりする」という意味で、正しく理解して答えを導き出せることです。
上記に共通するのは「考えてはっきりさせる」という意味です。
「解る」の使い方
「解る」の使い方
「解る」は「ものごとの区別がはっきりする」「ものごとの真偽がはっきりする」「物の意味や価値などがはっきりする」という意味で使われます。
動詞として「解る・解った」と使われたり、副詞として「答えが解って手を挙げる」などと使われたりします。
基本的に、ものごとの事実や価値など、調べたり考えたりしてはっきりさせることに使われる言葉ですが、常用漢字ではない為に、通常は「分かる」が使われます。
「分かる」と「解る」の違い
「分かる」と「解る」の違い
「分かる」は「ものごとの筋道や事情など、心ではっきりさせること」という意味です。
「解る」は「ものごとの事実や価値など、調べたり考えたりしてはっきりさせること」という意味です。
「分かる」の例文
「分かる」の例文
・『怒って殴った相手の気持ちもよく分かる』
・『何故すぐに返事して来ないのかだいたい分かる』
・『このトラブルの原因は調べなくても分かる』
・『上司は非常にさばけていて話の分かる人だ』
「解る」の例文
「解る」の例文
・『彼女はロゴを見ればどこのブランドかすぐ解る』
・『小学生なのに大学入試の答えが解る』
・『山で保護された人の身元が解る』
・『相手が英語で何を言っているのか解る』
まとめ
まとめ
今回は「分かる」と「解る」について紹介しました。
「分かる」は「心ではっきりさせる」、「解る」は「頭ではっきりさせる」と覚えておきましょう。