「下手」の読み方と意味とは？「へた」と「したて」のどちら？正しい読み方について詳しく解釈

この記事では、「下手」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「下手」の正しい読み方は「へた」と「したて」どちら

「下手」は日常でよく目にする言葉です。

読み方は「へた」と「したて」のどちらが正しいのか、改めてそう考えると戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。

この記事では「下手」の読み方と意味について説明していきます。

正しい読み方の結論

結論から言うと「下手」の読み方は「へた」「したて」のどちらも正しいです。

「へた」とも「したて」とも読むことができます。

ただし「へた」と「したて」では意味が全く異なるので、使い方には注意が必要です。

「下手」の意味

「下手」を「へた」と読む場合は「技術が劣っていて物事がうまくこなせないこと」「要領が悪いこと、不器用なこと」を意味します。

「へた」は、浅い水辺を意味する「辺」や「端」に由来しており、そこから技術の浅さを揶揄する表現になったとされています。

さらに「手」が技術を指すことから漢字で「下手」と表記し、逆に技術が優れている様子は「上手」(じょうず)が呼ばれます。

一方、「下手」を「したて」と読む場合は、相手よりもへりくだった状態で行動に出る様子を意味します。

その場合は「下手(したて)に出る」という使い方をするのが一般的です。

また、その対義語として「上手」を「うわて」と読む場合には、相手よりも技術や立場が上である、優位であることを表すようになります。

ちなみに「下手」は「しもて」とも読め、その場合は舞台の右側や座席の下座(奥の席から遠い座席)を意味します。

このように「下手」には複数の読み方と意味が存在しているので、文章を読むときは場面から判断し、どの読み方が正しいのか見つけることが必要です。

「下手」の言葉の使い方や使われ方

・『サッカーは上手なのに、野球はとても下手(へた)だ』
・『口下手(くちべた)で、自分の気持ちがうまく伝えられない』
・『相手の機嫌を損ねないよう、下手(したて)に出る』

まとめ

「下手」は「へた」とも「したて」とも読めますが、「へた」と「したて」では意味が大きく異なります。

また「しもて」と読む場合もあります。

前後の文章から状況を判断して、正しい読み方を選びましょう。