記録やレポートなどを解説する時に使われる言葉に「克明」があります。
この言葉はどのような意味で使われていて何と読めばいいのでしょうか。
今回は、「克明」の正しい読み方と意味について解説します。
「克明」の正しい読み方は「こくめい」と「こくあき」どちら
「克明」の正しい読み方は「こくめい」と「こくあき」どちら
「克明」の読み方として当てはまりそうなのが「こくめい」と「こくあき」のどちらかです。
「こくめい」と「こくあき」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
「克明」の正しい読み方は「こくめい」です。
「克」は「克服」【こくふく】「相克」【そうこく】など「こく」と読みます。
「明」は「明白」【めいはく】「聡明」【そうめい】など「めい」と読むほか、「明らか」【あきらか】のように「あき」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「こくめい」と「こくあき」の二つのうち「克明」の正しい読み方は「こくめい」です。
「克明」の意味
「克明」の意味
「克明」とは、「細かいところまで力が入れられていて手落ちがないこと」を意味する言葉です。
物事の隅々まで念が入っているさまを表す言葉で、一般的には記録や調査などが緻密である様子を指すときに使います。
似たような意味を持つ言葉として「丹念」「つぶさ」「事細か」などがありますが、「克明」は普段隠れているところにまで光を当てて見逃さないような「隅々まではっきり」というニュアンスで使われる表現です。
「克明」の言葉の使い方や使われ方
「克明」の言葉の使い方や使われ方
・『部族の様子を克明に撮影したフィルム』
・『日記には当時の様子が克明に書かれていた』
・『事故の様子を克明に記録する』
まとめ
まとめ
「克明」の正しい読み方は「こくめい」で「こくあき」とは読みません。
色々な場面で使われる表現なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。