「敬遠」の読み方と意味とは？「けいえん」と「きょうえん」のどちら？正しい読み方について詳しく解釈

この記事では、「敬遠」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「敬遠」の正しい読み方は「けいえん」と「きょうえん」どちら

敬遠の漢字表記を見た人の中には、きょうえんと読んでしまう人もいるものです。

確かに敬の漢字には、きょうという読みがあるし、後ろの遠の漢字も、遠足という言葉を目にすれば分かる様に、えんという読みをもっています。

そのためそれら2つの漢字の読みを合わせて、敬遠を、きょうえんと読んでしまうのです。

所が実際は、敬遠の漢字を、きょうえんと読むのは誤りで、けいえんと読むのが正しい読み方となっています。

正しい読み方の結論

敬遠は、けいえんと読むのが正解な言葉です。

というのも敬の漢字は、きょうの他にも、敬愛の言葉を見れば理解出来る様に、けいという読みがある上に、遠の漢字はそのまま、えんと読む事が出来ます。

以上の事から敬の漢字の、けい読みと、遠の漢字の、えん読みとを組み合わせる事で、敬遠は、けいえんと読む事が可能です。

「敬遠」の意味

敬遠は、うやまうや可愛いといった意味を持っている敬の漢字に、とおいとか、とおざけるといった意味を所有している遠の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ敬遠は、敬う態度を見せつつも実際には関わらない様にする事や、野球で投手が故意に四球を与えるといった意味を表すのです。

「敬遠」の言葉の使い方や使われ方

・『彼女は何かと口うるさいので、周囲から敬遠されています』
・『肉体労働は大変なために、敬遠されがちです』
・『サヨナラ負けのピンチなので、四番打者を敬遠する様です』

まとめ

敬の漢字には、きょうという読みがあるし、遠の漢字も、えんという読みがあります。

ですがその2つの漢字の読みを合わせて、敬遠を、きょうえんと読むのは間違いです。

敬遠の漢字は、きょうえんではなく、けいえんと読むべき言葉となっています。

そんな敬遠は、関わりを持つ事を嫌がり避ける事や、野球において投手が故意に四球を与える事を表現する際に、用いられる言葉です。