「バンギャル」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、スラング用語の「バンギャル」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「バンギャル」とは?意味

「バンギャル」とは?意味

独特な化粧を塗り、見た目を彩る「バンギャル」は、ヴィジュアル系の分野に属するバンドをどこまでも愛し続けるファンを指します。

略してバンギャと呼ぶこともありますが、SNSや掲示板などではバンドが大好きで追っかけしたり、激しく踊るなどする熱狂的な女性ファンを若者の間ではこのように呼ぶわけです。

バンドのバンと、10代や20代の若い女性をギャルと言い表したものを掛け合わせて「バンギャル」と言い、中年のおばさんファンはオバンギャと呼びますが、元々は若いときからバンドのファンとして頑張り、年配になっても続けているという意味が込められています。

「バンギャル」の概要

「バンギャル」の概要

1990年代の後半に多くの人を魅了した雑誌である“Vicious”(ヴィシャウス)で取り上げられたバンドの“Missalina Rei”(ミサリナレイ)が、「バンギャルちゃん」という広告上で使われるキャッチコピーを発表し、ファンの間で受け入れられたことが理由で使われるようになりました。

見た目を重視する女性ファンは、幻想的な曲調に陶酔し、自分なりに歌手が作曲した歌詞から何を訴えたいのか妄想しつつ音楽を聴く人が多く、そこから次のコンサートにはこのような服を着て行こうと考えたり、化粧や髪型を想像するわけです。

この「バンギャル」の間では、ライブに行って楽しむことを「参戦する」と言ったり、メンバーを「麺」【めん】、手を扇ぐように動かして応援することを「手パン」と言い表します。

「バンギャル」の使い方や使われ方

「バンギャル」の使い方や使われ方

主に、独特な世界観を見た目に表すバンドが好きな女性を「あの子はバンギャルだ」と呼び、かなり熱を入れて応援する人であり、メンバーの化粧や服装を真似することが好きで、何よりも趣味としているところがあります。

話し方や仕草などを真似して楽しむ人は「○○の熱狂的なバンギャル」と言い表し、いかに好きなのかがわかるわけです。

昔バンドを愛していた古株が、「最近のバンギャルは」と過去の自分と姿を重ね合わせてどこが変わったのかを話すときに取り上げます。

最近は見た目重視のパンクロックの「バンギャルを見かけなくなって寂しい」と、どこか昔を懐かしんでは切ない気持ちを表すこともあります。

「バンギャル」を使った例文(使用例)

「バンギャル」を使った例文(使用例)

・『最前列の特等席を仕切るバンギャルはファンのリーダーである』
バンドのメンバーを一番近くで見られる最前列は、ファンの中でもリーダー格の女性が仕切る場合が多いのです。

・『新しくファンになったバンギャルを新規と言い、長いことバンドを応援している人は古参と呼ぶ』
応援する人の呼び方にも新規と古参などいろいろな呼び方があり、区別することで知識が豊富か少ないかを表します。

・『バンギャルにも音楽が好き、バンドの考え方が気に入っているという違いがある』
曲調や歌詞が好きという人と、考え方がいいと思う者など応援する理由にもいろいろあるわけです。

まとめ

まとめ

バンドの曲が好き、メンバーを愛している女性ファンを「バンギャル」と呼ぶとご紹介しました。

美しい音楽と瞑想的な歌詞が多くの女性を惹き付けて離さない、ヴィジュアル系のバンドを愛する彼女たちの魅力を知りたいときはライブやイベントに行ってみるといいでしょう。

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