この記事では、「終幕」と「閉幕」の違いを分かりやすく説明していきます。
「終幕」とは?
「終幕」とは?
「終幕」は「しゅうまく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「演劇で最後の一幕」という意味で、演劇で最後の場面のことです。
2つ目は「芝居が終わること」という意味で、公演自体が終わることです。
3つ目は「ものごとの最終局面」という意味で、ものごとが結末を迎えようとする場面ことです。
「終幕」の言葉の使い方
「終幕」の言葉の使い方
「終幕」は名詞として「終幕になる・なった」「終幕を迎える」などと使われます。
「終」は「お(わる)」とも読み、「最後」「いちばんあと」という意味、「幕」は「演劇や映画で使う垂れ布」「演劇の場面の区切り」から転じて「ある情景を表す場面」という意味、「終幕」で「一番最後の情景を表す場面のこと」になります。
「閉幕」とは?
「閉幕」とは?
「閉幕」は「へいまく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「演劇などが終わり、幕が下りること」問言う意味で、幕を引いて演目の終わりを表すことです。
2つ目は「行事やイベントの時間や期間が終わること」という意味で、催し物が行われる期間が終了することです。
「閉幕」の言葉の使い方
「閉幕」の言葉の使い方
「閉幕」は名詞として「閉幕する・した」「閉幕を迎える」などと使われます。
「閉」は「と(じる)」とも読み、「出入り口をふさぐ」から転じて「おしまいにする」という意味、「幕」は「ある情景を表す場面」という意味、「閉幕」で「全ての場面をおしまいにすること」になります。
「終幕」と「閉幕」の違い
「終幕」と「閉幕」の違い
「終幕」は「一番最後の情景を表す場面のこと」です。
「閉幕」は「全ての場面をおしまいにすること」です。
「終幕」の例文
「終幕」の例文
「終幕」の例文は以下の通りです。
・『芝居が終幕を迎えてドラマティックになる』
・『終幕にかけて大どんでん返しがありそうだ』
・『因縁の対決がついに終幕を迎える』
「閉幕」の例文
「閉幕」の例文
「閉幕」の例文は以下の通りです。
・『イベントは9時に閉幕予定だ』
・『本日の演目が無事閉幕する』
・『舞台の閉幕後に打ち上げする』
まとめ
まとめ
今回は「終幕」と「閉幕」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。