この記事では、「気骨」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「気骨」の正しい読み方は「きこつ」と「きぼね」どちら
「気骨」の正しい読み方は「きこつ」と「きぼね」どちら
「気骨」には2つの読み方があります。
1つ目は「きこつ」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「きぼね」で、音訓読みです。
音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言います。
「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読みであるからです。
「気」の音読みは「き・け」、訓読みは「いき」、「骨」の音読みは「こつ」、訓読みは「ほね」です。
「骨」を「ぼね」と読むのは連濁(れんだく)です。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
「気骨」の正しい読み方は「きこつ」「きぼね」の2つで、読み方により意味が違ってきます。
「気骨」の意味
「気骨」の意味
「気骨」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「きこつ」と読む場合、「自分の信念を守り、どんな障害にも屈服しない強い意思があること」という意味です。
「気骨」の語源は「奇骨(きこつ)」という言葉で、「風変わりで立派な人柄」という意味、「骨」は「人の芯にあるもの」という意味から「人柄・気立て」を表します。
「きぼね」と読む場合、「心遣い」「心配」という意味で、「気持ちの奥底」を表します。
「気骨」の言葉の使い方や使われ方
「気骨」の言葉の使い方や使われ方
「気骨」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼は正義感が強く気骨(きこつ)ある若者だ』
・『彼女には自分に不利でも反対する気骨(きこつ)がある』
・『得意先への接待で気骨(きぼね)が折れる』
まとめ
まとめ
今回は「気骨」の読み方について紹介しました。
「気骨」の正しい読み方は「きこつ」「きぼね」の2つです。
正しく読める様に覚えておきましょう。