「伊達る」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「伊達る」の意味を分かりやすく説明していきます。

「伊達る」とは?意味

一度家庭に入った女性が再び職場復帰するということで、産休明けという意味そのものではありませんが、非常に広義に捉えれば産休明けも含められなくはありません。

ただしもととなった言葉がクルム伊達公子選手の現役復帰であり、12年もの期間を経て現役復帰したというかなり特殊な例のため、家庭に入った人だれもが伊達ると言われるような復帰ができるわけではなく、会社がなくなっている、組織が大きく変更されていることもあり得るなどもあり、言葉としてはそれほど広く使われているわけではありません。

なお、人、女性の職場復帰に使われる言葉であるため、展示されていた蒸気機関車が25年ぶりに現役復帰したというようなケースで伊達るという言葉は使われません。

家電、旧車のレストアに関しても同様です。

「伊達る」の概要

12年間もの期間をあけて現役復帰したということで近しい状況を伊達るということは出来ますが、身近に発生する、さらにそれを伊達ると言って通じるかというとあまり可能性は高くなく、言葉としてはクルム伊達公子の一例のみにかなり近いものがあります。

社会システムも産休にかこつけた解雇などの待遇をやめるべきという動き、男性も産休を取れるようにする動きなどはありますが、12年間期間をあけての復帰は前提にはしていません。

芸能人やスポーツ選手が近いことをすることはあり得ますが、スポーツも12年もの期間をあけて復活ということ自体が特例中の特例であることは間違いありません。

強いて言えばプロ野球において新庄剛志日本ハム監督が現役復帰を目指していた時期がありましだ、それが実現したとした場合13年ぶりという事になり、伊達るという言葉が塗り替わっていた可能性もありますが、女性と男性の違いもありやや微妙な線です。

なお、漫画やアニメなどで長期間を経て続編が出ることなどがありますが、伊達るとは言いません。

「伊達る」の言葉の使い方や使われ方

「3年ぶりに復帰あたりが一般人の伊達るの限界ではないだろうか」「伊達ることができるものなら復帰したいがもう会社がない」などの使い方は挙げられるものの、実際にそう使われている言葉ではない点が注意すべき点でもあります。

なお、12年という期間に対して言葉自体はクローズアップされていません。

「伊達る」の類語や言いかえ

「長い期間を経ての復帰」「休眠期間をあけての復帰」等が挙げられますが実例が少なすぎるのも事実ではあるでしょう。

まとめ

伊達ると言う言葉はクルム伊達公子さん本人が発したものではなく、12年ぶり復帰という状況を指して使われたものですが、大規模に使われた言葉ではなくかと言って日常的にそういった事が起こるわけでもないため、かなり死語に近い言葉になっていると言えます。

2022年時点でさらに使われるというシーンはまずないと言えます。