「音鉄」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

鉄道趣味ジャンルのひとつ「音鉄」とはどのような異身なのでしょうか。

今回は、「音鉄」の意味と関連する用語について解説します。

「音鉄」とは?意味

「音鉄」とは?意味

「音鉄」とは、「鉄道に関するさまざまな音に興味を持ち聞いて楽しんだり録音して分析したりする鉄道ファン」を意味する言葉です。

「音鉄」の概要

「音鉄」の概要

鉄道を取り巻く欠かせない要素のひとつが「音」です。

ガタガタとしたレールの走行音を始め車両のモーター音や駅のアナウンス音など、興味のない人にとってはありふれた音であり騒音にしか聞こえないものもありますが鉄道ファンにとっては魅力あふれる興味の対象です。

「音鉄」とは「鉄道に関するさまざまな音を楽しみの対象にする鉄道ファン」を指す言葉です。

「音鉄」という名称そのものは2000年代に誕生したとされていますが、音を楽しむ鉄道ファンの歴史は非常に古く少なくとも昭和の中期には既に存在したとされています。

昭和に撮影された鉄道の記録映像を見てみるとカメラを担いで写真撮影する鉄道ファンに混じって大きな録音機材を担いでいるファンの姿が見られます。

当時の録音機材といえばオープンリールと呼ばれる重く大きなものしかありませんでしたが音にこだわる熱心な鉄道ファンは機材を担いで全国を回りいろいろな鉄道の音を録音修習していました。

時代が下だって録音機材の小型化が進むと録音に挑戦する鉄道ファンは急増します。

写真撮影と合わせて録音を行う鉄道ファンの姿は珍しいものではなくなり、ビデオカメラなど手軽な録画機材が登場しても音への情熱は消えませんでした。

スマートフォンで簡単に動画撮影できる現代でもかたくなに音にこだわる熱心な鉄道ファンを指して「音鉄」と呼んでいます。

同じ「音鉄」でもこだわる対象は人それぞれです。

モーター音や車内放送層など鉄道車両の音にこだわる人、アナウンスや発車メロディなど駅の音を熱心に録音する人、ひたすらレール音だけを集める人など「音鉄」の中でもさらにジャンルは細分化されておりそれぞれこだわりの機材で貴重な音を録音したり変種分析したりなどの活動に精を出しています。

「音鉄」の言葉の使い方や使われ方

「音鉄」の言葉の使い方や使われ方

・『音鉄なので電車に乗るときはモーター音とレール音を聞いて過ごすことにしている』
・『音鉄なら発車メロディだけでどの駅かわかって当然である』
・『こだわりの機材で駅アナウンスを録音する音鉄』
・『音鉄は録音には熱心だが集めた録音素材を聞き返す機会は少ない』

「音鉄」の類語や言いかえ

「音鉄」の類語や言いかえ

・聞き鉄
「鉄道関連の音やアナウンスなどを聞くことを楽しむ鉄道ファン」を意味する言葉です。

「音鉄」とは非常によく似ていますが「音鉄」が録音に熱心なのに対し、こちらは現場に足を運んで生の音を聞くことにこだわるという違いがあります。

・耳鉄
「耳で楽しむ鉄道ファン」を意味する言葉です。

聞く力で鉄道を楽しむという点が「音鉄」と共通しており意味の違いはほとんどありません。

まとめ

まとめ

鉄道に関するさまざまな音を楽しむ「音鉄」は耳からの情報で想像をふくらませることができるイメージ豊かな人たちです。

普段当たり前のように聞いている鉄道音の中にも珍しい音、貴重な音はたくさんあります。

興味のある方はいろいろな音に耳を傾けて自分なりに楽しんでみてください。

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