「微力非才の身ではございますが」とは？ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では、ビジネスシーンでしばしば使われる慣用句表現の 「微力非才の身ではございますが」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。

「微力非才の身ではございますが」とは?意味

「微力非才の身ではございますが」の慣用句を、言葉毎に分解し、その意味を詳しく説明します。

まず「微力非才」とは「力が微々たるものであり、また才能もない」との意味です。

また、「身では」は「自分ですが」と言ったニュアンスの表現で、最後の「ございますが」は「あるが」の丁寧語表現です。

従って、「微力非才の身ではございますが」とは、「自分の力が微々たるものであり、才能もありませんが」との意味の丁寧な表現になります。

もちろん、この慣用句表現は、実際に「微力で才能もない」との意味ではなく、自分の能力等を謙遜して表現する言葉です。

「微力非才の身ではございますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この「微力非才の身ではございますが」のビジネスシーンでの使われ方としては、上司等から何か重要な役割等に任じられた際に、「微力非才の身ではございますが」の後に、「全力で頑張ります」や、「全力で取り組みます」と続け、決意表明する言葉として、しばしば使われます。

「微力非才の身ではございますが」と冒頭に付けることで、抜擢されたこと等に自分は慢心していませんと表明すると共に、謙遜の気持ちを伝えるものです。

「微力非才の身ではございますが」を使った例文

・『微力非才の身ではございますが、全身全霊でご期待に応えられるよう頑張る所存です』
・『微力非才のみではございますが、謹んでお受けいたします』
・『微力非才のみではございますが、全力を尽くします』

「微力非才の身ではございますが」の類語や言い換え

「微力非才の身ではございますが」における「微力非才」の類語としては「浅学非才」が挙げられます。

また、「微力」や「非才」のみとしても、十分に謙遜の気持ちは伝わります。

従って、これらの類語に「身ではございますが」を付ければ、言い換えとすることが出来ます。

ちなみに、「微力非才」よりも、「浅学非才」の方が一般的でよく使われていると言えます。

この機会にほぼ同じ意味として使われる、この二つの慣用句を理解し、上手に使われることをお勧めします。

まとめ

「微力非才の身ではございますが」とは、「自分の力が微々たるものであり、才能もありませんが」との意味の丁寧な表現になります。

この言葉は、謙譲の気持ちを表現する慣用句で、その後には「全力で頑張ります」や、「全力で取り組みます」と決意を表明する言葉が続けられるのが一般的です。