ここでは、「とんでもないです」の言葉の意味や使い所、正しい敬語表現やより適切な言い換え方法を徹底解釈していきます。
「とんでもないです」の意味
「とんでもないです」の意味
これは「とんでもない」に敬語の「です」を組み合わせたものです。
この言葉には「思いもよらない、意外な」という意味と「もっての外」というネガティブな意味、そして「滅相もない」という相手の厚意への謙遜を表すものという3つの意味があります。
「とんでもないです」は主に上司など目上の方に褒められたとき等に、自分の言動を謙遜する際に使われます。
しかし、前後の文脈によってはこちらが意図しない否定的な意味合いで受け取られかねないため、利用には十分注意しましょう。
「とんでもないです」の敬語での使い方や表現方法
「とんでもないです」の敬語での使い方や表現方法
この言葉を正しく敬語で表現すると「とんでもないことでございます」が適切です。
似たような言い方で「とんでもございません」という言葉も現在は一般的ですが、文法的には誤りで人によっては不快に感じる場合があります。
また、謙遜の意味での言い換えとしては類語の「滅相もない」や相手からの思いを申し訳なく感じるという意味の「恐縮です」を変化させて使うと、より幅広い場面で失礼のない表現になります。
「とんでもないです」の言い換えや使用例
「とんでもないです」の言い換えや使用例
・『それはそれは、とんでもないことでございます』
・『そう言ってただけるとは、滅相もないことでございます』
・『お褒めの言葉をたまわり、大変恐縮でございます』
最初の例文は前後の文脈によって「とんでもない」の意味合いが変わってきます。
「滅相もない」を使用すると前後があいまいでもより謙遜の意味が強く感じられ、相手が言った言葉は厚意的なものであると推測できます。
まとめ
まとめ
以上のように、「とんでもないです」は類語を用いてより美しく分かりやすい表現になります。
謙遜の心は日本独特の美徳とも言われています。
美しく言葉を使い、気持ちよく円滑なコミュニケーションをとりましょう。