「今回の事態を真摯に受け止め」とは？ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では「今回の事態を真摯に受け止め」について解説をします。

「今回の事態を真摯に受け止め」とは?意味

このたびの物事の状態をまじめに受け止めて、という意味です。

「今回」は、このたびという意味で、今行われていることや、行われたばかりのものをいいます。

「事態」は、物事の状態や成り行きという意味です。

「真摯」は「しんし」と読みます。

意味は、真面目で真剣に取り組むこと、またそのさまです。

「真摯な態度」のような使い方をします。

「受け止め」は、その意味を認識する、自分の問題として理解するという意味です。

「今回の事態を真摯に受け止め」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、主に問題を起こしたときに使用をします。

問題が発生したら、それを軽々しく扱うことはできないでしょう。

問題によって被害を受けた人がいたならば、その人に対して誠意をもって対応をしなければならないし、被害がなかったとしても、同じようなことが起こらないように対応をしていかなければなりません。

起きた事態を真面目に考え、それに熱心に対応をしなければならないのです。

たとえば、建築現場で積み上げていた資材が倒れてきたとします。

これによって怪我をした人がでてしまいました。

この事態は重く受け止めなければなりません。

そして、今後同じようなことが起こらないように取り組む必要があります。

そのような場面で使用をする言葉です。

被害を受けた人や謝罪の場で述べます。

「受け止め」の後には、今後どのようにするのかを伝える言葉が続きます。

「受け止め」で言葉を切ってしまうと、だからどうなのだと思ってしまいます。

「今回の事態を真摯に受け止め」を使った例文

・『今回の事態を真摯に受け止め、対応をしてまいります』

「今回の事態を真摯に受け止め」の返答や返信例

この言葉とともに謝罪が述べられることもあります。

謝罪をしている場合には、それを受け入れることができる、できないなどを答えます。

また、被害が出ている場合には、補償を求めることもあります。

この後にどのようなことをしていくのか述べられるはずなので、その話を聞いてください。

その中で補償のことに触れられることもあります。

補償について触れられていない場合は、こちらから尋ねます。

具体的にどのようなことをしてもらえるのか、確かめておきましょう。

多くの人に向かって書面で伝えられることもあり、その場合は返答は必要ありません。

まとめ

この言葉は、問題を起こしたときに主に使用をします。

問題が起こったならば、それについて真面目に考え、対処をしていく必要があります。

言葉だけでなく、態度でも示しましょう。