この記事では、「椋」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「椋」の読み方
「椋」の読み方
「椋」は音読みでは、「リョウ」と読みます。
また、訓読みで「むく」と読みます。
「椋」の意味
「椋」の意味
「椋」は「椋木(むくのき)」や、その実のことを言います。
「椋木」はアサ科ムクノキ属に分類される落葉高木です。
「椋木」は4月から5月にかけて開花し、果実は10月頃に黒紫色に熟します。
他にも、「椋」は「椋鳥(むくどり)」を略した言葉です。
「椋鳥」はスズメ目ムクドリ科ムクドリ属に属する鳥類の一種です。
「椋鳥」の大きさはスズメとハトの間くらいあります。
「椋木」の名前の由来は、「椋鳥」が「椋木」の実が好物なことから来ていると言う説があります。
「椋」は「木」に「京」と書きますが、「木」は「き」、「立ち木」、「もく」、「材木」などの意味があります。
また、「京」は「みやこ」、「首都」、「大きい」などを表しています。
「椋」の例文や使われ方
「椋」の例文や使われ方
・『榎の実は生らば生れ木は椋の木(えのみはならばなれきはむくのき)』
・『椋鳥が椋木にたくさん集まり、果実を食べている』
・『秋になり、椋木の葉が黄葉しています』
まとめ
まとめ
「椋(むく)」は「椋木(むくのき)」、「椋の木(むくのき)」、「樸樹(むくのき)」、または「椋榎(むくえのき)」とも呼ばれています。
「椋」が含まれる名字の方は、「小椋(おぐら・こぐら・こむら・おむら・おりょう・こりょう・こぐれ・こむく)」、「大椋(おおむく)」、「椋(むく・むくのき・おぐら・もくのき)」さんなどがいらっしゃいます。
さらに、「椋」が入った地名としては、「因島椋浦町(いんのしまむくのうらちょう)」、「今津町椋川(いまづちょうむくがわ)」、「熊野川町椋井(くまのがわちょうむくのい)」などが挙げられます。
言葉の読み方や意味を知って、適切に使えるようにしていきたいものです。