この記事では、「選別」と「選定」の違いを分かりやすく説明していきます。
「選別」とは?
「選別」とは?
いくつかあるものの中から、選んでわけることです。
ある基準に従って、複数あるものの中から選び出してわけることをいいます。
「選」という漢字には、えらぶ、える、よりわけるという意味があり、「別」という漢字には、わける、わかつという意味があります。
このことから「選別」には、選んでわけるという意味があることがわかります。
野菜のことで説明をします。
畑にたくさん野菜が実ったので収穫をしました。
その中から、出荷するものとしないものを選びます。
出荷するものは、傷がない、大きさが適当であるなど、ある基準を満たしていなければなりません。
複数あるものの中から基準に従って選んで、出荷するもの、しないものにわけます。
このような作業を「選別」といいます。
「選定」とは?
「選定」とは?
多くのものの中から、目的や条件など基準を満たすものを選んで定めることです。
ある目的のために、適切なものがどれかを選ぶことをいいます。
「定」という漢字には、さだめる、さだめ、きめる、きまるという意味があります。
このことから「選定」には、選んで決めるという意味があることがわかります。
たとえば、来年度学校でどのような教材を使用するのか決めるとします。
こういった教材がありますと、いくつかの会社からサンプルが渡されています。
その中から、教育に適したものを選びます。
このような行為を「選定」といいます。
「選別」と「選定」の違い
「選別」と「選定」の違い
「選別」と「選定」の違いを、分かりやすく解説します。
選ぶという意味を持つ点は同じですが、2つの言葉の意味合いは異なります。
「選別」は、選んでわけることです。
いくつかある中から基準に従って選びわけることをいいます。
「選定」は目的にあったものを選んで定めることです。
わけるという意味ではありません。
まとめ
まとめ
選ぶという意味を持つ点は同じですが、一方はわけるという意味を持ち、もう一方は定めるという意味を持つ点が異なります。