この記事では、「枢」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「枢」の読み方
「枢」の読み方
「枢」という漢字は訓読みでは「とぼそ」や「かなめ」、音読みでは「スウ」と読みます。
「枢」の意味や解説
「枢」の意味や解説
「枢」という漢字には以下の意味が含まれています。
・「とぼそ」や「くるる」、「開き戸の回転軸」
・「かなめ」や「中心」、「物事の大切な部分」
「とぼそ」は「開き戸を回転させるため、戸口の上下の框に設けた穴」、そして、「くるる」は「開き戸を開閉するため、扉の回転軸の上下に設けた心棒の突起」などの意味を表す言葉です。
「くるる」の意味で用いられる場合、「枢」は「くる」や「くるり」、「くろろ」と読まれるケースもあります。
「枢」は旧字体では「樞」と書き、「樞」を省略化して常用漢字としたのが「枢」になります。
「枢」の熟語での使い方や使われ方
「枢」の熟語での使い方や使われ方
・『枢機:すうき=物事の最も重要なところ、要所、重要な政務、ある方面と有力な繋がり』
・『枢軸:すうじく=物事の中心となるところ、政治や権力の中心』
・『枢要:すうよう=物事の最も重要なところ、最も重要であることやそのさま』
・『枢密:すうみつ=政治上の重要な機密や秘密』
・『枢務:すうむ=重要な事務や大切な政務』
・『中枢:ちゅうすう=中心となる大切な部分、中枢神経系、神経中枢』
・『枢密院:すうみついん=明治憲法下の天皇の最高諮問機関、唐王朝中期以降の中国で軍制を司っていた中央官庁』
まとめ
まとめ
「枢」は訓読みでは「とぼそ」や「かなめ」、音読みでは「スウ」と読む漢字です。
そして、「枢」には「とぼそ」や「くるる」、「開き戸の回転軸」、「かなめ」や「物事の大切な部分」という意味が含まれています。