木へんに差で「槎」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

この記事では、「槎」の読み方を分かりやすく説明していきます。

木へんに差で「槎」の読み方

木へんに差で「槎」の読み方

「槎」という漢字は訓読みでは「いかだ」「槎(き)る」と読み、音読みでは「サ」と読みます。

「槎」の意味や解説

「槎」の意味や解説

「槎」という漢字には「いかだ」「木を斜めに切る」という意味が含まれています。

「槎」は大地を覆う木の象形である「木偏」に不揃いの穂が出た稲の象形と左手、握るところのあるのみやさしがねの象形である「差」を組み合わせて、成り立った漢字になります。

「いかだ」は木材など浮力を持つ材料を繋ぎ合わせ、舟の代わりなどに用いられる構造物です。

「いかだ」と言えば、平行に並べた丸太を繋ぎ合わせたものが最も有名と言えます。

浮力を生み出す「船舶」とは違い、「いかだ」は木材自体が持っている浮力を利用しています。

「いかだ」=「即席の船」というイメージが抱かれがちですが、もともとは「いかだ」の部材である木材それ自体を河川の水流を利用して運搬するために用いられていたのです。

上記の用途で「いかだ」を使った例として有名なエピソードでは「豊臣秀吉」「一夜城」があります。

即席の戦略地点構築を図った「豊臣秀吉」は、建築材料である木材を「いかだ」にし、川に流して運搬したと伝えられています。

「槎」の使い方や使われ方

「槎」の使い方や使われ方

・『槎牙』【さが】
「木の枝がゴツゴツと入り組んでいる様」を意味する言葉です。

・『浮槎』【ふさ】
「いかだ」を意味する言葉です。

まとめ

まとめ

「槎」は訓読みでは「いかだ」「槎(き)る」と読み、音読みでは「サ」と読む漢字です。

そして、「槎」には「いかだ」「木を斜めに切る」という意味が含まれています。

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