ネットで使われる独特の言葉に「ワナビー」があります。
特定の人たちを指すこの言葉、具体的にはどのような人を指すのでしょうか。
今回は、「ワナビー」の意味と類似表現について解説します。
「ワナビー」とは?意味
「ワナビー」とは?意味
「ワナビー」とは、「憧れる存在を持ちそうなりたいと考えている人」を意味するネットスラングです。
「ワナビー」の概要
「ワナビー」の概要
「ワナビー」の語源は英語で「~になりたい」を意味する「want to be」です。
「want to be」をネイティブの発音で早口に話すと「wannabe」と聞こえるとこから「ワナビー」と表現されるようになった言葉です。
「ワナビー」はネット上では英語のもともとの意味「~になりたい」から転じた「憧れの対象のようになりたい」という意味で使われています。
英語でもスラングとしてほぼ同じ意味で使われています。
「ワナビー」というのは「あこがれの存在に近づきたい」というポジティブな意味合いではなく「憧れがありなりたいと思っていながら口だけでなにも努力していない人」というネガティブな意味合いで用いられる表現です。
有名モデルに対する憧れを常日頃辛口にしているもののおしゃれに気を使わず美意識も低い口だけの人が「ワナビー」の典型例です。
「ワナビー」はネット上では「口で言うだけで行動しない人」という意味で使われることが多く「憧れているだけで動かない」つまり「憧れに対する具体的な行動が見られず現実が伴っていない人」を指します。
本気で努力していない人や夢を見ているだけの人などとても結果が出るようには思えない口先だけの人を「ワナビー」と呼びます。
いうことは立派なのに実際には上辺だけで努力をしないので実力が伴わず憧れの対象に近づくどころか周囲から見るとギャップがあるのに放置しているばかりの怠惰で信頼出来ない人に映ります。
ネット上では有名人や成功者が現れるとすぐに賞賛の言葉があふれあこがれを口にする人が急増しますが、その中で本当に行動に移す人はほんのわずかしかおらずほとんどは口にするだけで何もしない「ワナビー」が占めています。
「ワナビー」の言葉の使い方や使われ方
「ワナビー」の言葉の使い方や使われ方
・『マイナースポーツで金メダルを取るとワナビーが急増する』
・『ワナビーがいきがっているのはまったく理解できない』
・『有名になるほどワナビーも増えていく』
・『10年来のファンなのでワナビーと一緒にしないでほしい』
「ワナビー」の類語や言いかえ
「ワナビー」の類語や言いかえ
・にわか
「つい最近興味をもったばかりの人」を意味する言葉です。
「有名人や人気者に群がる人」という意味で「ワナビー」の類語に当たります。
・口だけ番長
「言うことだけは番長並に威勢がよく立派だが中身も行動も伴わない口先だけの人」を意味する言葉です。
「ワナビー」よりもさらにこじらせていて信頼に欠ける人を指します。
・フォロワー
「有名人の影響を強く受けて同じようなことをする人」を意味する言葉です。
似たようなファッションや同じような髪型など特定の人に積極的に自分を近づけていく人を指す言葉ですが「影響を受け後追いで始めた人」という意味もあります。
まとめ
まとめ
ネット上ではかなりいろいろな場所で使われている「ワナビー」ですが一般層にはそれほど知られていない言葉です。
微妙なニュアンスを含む言葉であり侮蔑的な意味合いで使われることも多いので用いる場合は誤解されないように注意しましょう。