「髪型補正」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「髪型補正」の意味を分かりやすく説明していきます。

「髪型補正」とは?意味

「髪型補正」とは髪型によって本来の顔つきよりも美人に見えること、そういった作用を指す言葉です。

たとえば丸顔が太った印象を与えてしまう顔つきの人が髪型をロングヘアーにすると、伸ばした髪によって横の輪郭を隠すことができるので、丸顔を誤魔化し細い印象を与えることができます。

このように髪型によって印象や見え方が変わることで、顔つきは一切替わっていなくても、それ以外の髪型の時よりきれいに見えるというのが「髪型補正」です。

顔の欠点を隠してきれいに見せる場合にも使われますが、顔つきに似合っているからきれいに見えるという意味でも使われます。

「髪型補正」の概要

補正は本来誤りを正すことという意味ですが、「髪型補正」は本来よりも美人に見えることなので、良い方向に誤った評価を得るためのものであり、補正本来の意味とは真逆の意味で使われています。

これは「髪型補正」の補正が本来の意味で使われているからではなく、普通に撮影するよりもくっきりときれいに撮影できるというようなカメラなどの補正から来ているからです。

被写体を本来より美しく撮影する機能を持ったカメラやアプリは多いですが、それらの実際より美化する補正機能と同じように、髪型によって実際より美化されて見えるという現象が「髪型補正」になります。

「髪型補正」の言葉の使い方や使われ方

「髪型補正」は主にファッションや美容関係で女性が使う言葉です。

男性に使われることもありますが、女性に対して使うほど多くありません。

またカメラの補正に例えた言葉ですが、写真映りではなく実際にどう見えるかについて言及するために使われます。

「イメチェンしてから髪型補正で声をかけられることが増えた」、「髪を切ったら髪型補正が消えて辛い」というような形です。

きれいに見えると言うのは本来なら良いことですが、髪型のおかげできれいに見えると言う場合にも、髪型で誤魔化しているだけではないかという疑いの目で見る時にも使われるので、必ずしも良い使い方をされるわけではありません。

「髪型補正」の類語や言いかえ

本来の顔つきとは別の要素できれいに見えるという点では、「雰囲気美人」も「髪型補正」の類語であり、「髪型補正」のおかげで「雰囲気美人」になっている女性もいます。

また美容関係の言葉ではありませんが、本来のものより良いものだと美化されることを補正に例える言葉としては、当時の良い思い出だけを思い起こして昔は良かったと感じる「思い出補正」も「髪型補正」の類語です。

まとめ

顔を見ようとすれば髪型は必ず目に入るものですし、変化が大きいので髪型は見た目に非常に大きな影響を与えます。

それによって本来の顔つきよりも美人に見せることが「髪型補正」であり、「髪型補正」で自分をより良くみせるため、逆に「髪型補正」に頼らず美人に見られる顔になるために、多くの人たちが頭を悩ませているものです。