「ほぼ確」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

若者の間で使われる言葉「ほぼ確」とはどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「ほぼ確」の意味と似たような意味で使われる類似表現について解説します。

「ほぼ確」とは?意味

「ほぼ確」とは?意味

「ほぼ確」とは、「ほぼ確実、ほぼ確定の略語」です。

「ほぼ確」の概要

「ほぼ確」の概要

「ほぼ確」が表しているのは「100%とは断言できないがほとんど100%に近い状態」です。

ほぼ確実あるいはほぼ確定している状態であり状況によって違いはあるものの今後状況が変化する可能性は非常に小さく、このままの状態で確定することが確実である様子を指して「ほぼ確」と表現します。

「確かで間違いのないこと」「確実」といい「ある状況から予想される未来の選択肢がひとつしかない状態」「確定」といいます。

どちらも現状と現状から予想される未来の結果が揺るぎないものであることを意味する表現ですが、どんなに強く確信していても結果が確定したり公式に発表されたりするまでは状況が変わってしまう可能性を否定できません。

機械の故障や天災など予想外のアクシデントにより状況がガラリと変わってしまう可能性を排除できない以上、揺るぎない未来を意味する確定や確実という言葉を安易に用いるのは危険です。

天文学的に低い確率は否定できないが完全に限りなく近い状態を指す言葉として「ほぼ」という表現を使います。

100%であるとは断言できないが99. 9%などこれ以上ないほど100%に近づいている状態は「ほぼ完璧」となります。

「ほぼ確」とは「ほぼ確実」「ほぼ確定」など未来が限りなく確定している様子をあらわす言葉です。

「ほぼ確」という言葉が使われるためには「誰が見ても明らかであるほど未来が確定しているのに近い状態」の必要があります。

ほとんどのケースでは「ほぼ確」から事情変わることはなくそのまま確定しますが、天文学的な低確率により確実視されていた未来が変わったり確定したと思っていた未来がやってこなかったりするケースもあります。

どんなに100%に近い状態であっても「ほぼ確」は100%ではないので予想外の事態が発生して予想が大きくハズレる可能性は否定できません。

「ほぼ確」の言葉の使い方や使われ方

「ほぼ確」の言葉の使い方や使われ方

・『最後に滑走する選手は実力が低いので日本人の金メダルはほぼ確だ』
・『滑り止めの航行なので実力通りであれば合格はほぼ確といってもいい』
・『子のペースで仕事をしていたら納期に間に合わないのはほぼ確である』
・『全勝で優勝すれば横綱昇進はほぼ確だ』

「ほぼ確」の類語や言いかえ

「ほぼ確」の類語や言いかえ

・万が一のない限り
「確率の低いまれなことがおきない限り」という意味の言葉です。

逆説的に使われる言葉なので実際には「よほどのことがおきない限りほとんど確実である」という意味で使われています。

・十中八九
「十のうち八か九」つまり「80~90パーセント以上の高い確率で」という意味の言葉です。

確信を持って言うときに使われる表現です。

・九分九厘
「ほとんど完璧であること」を意味する言葉です。

九分九厘は99%を表していますが具体的な確率や割合ではなく抽象的に「ほとんど全部」という意味合で使われています。

まとめ

まとめ

「ほぼ確」という言葉そのものは歴史の浅いネットスラングの一種ですが、似たような意味を持つ言葉は昔から使われており概念としての目新しさはほとんどありません。

「ほぼ確」なときほどまさかの失敗が起きやすいというジンクスもあります。

限りなく近くても100%でないことに注意しておきましょう。

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