「ご準備しております」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では「ご準備しております」について解説をします。

「ご準備しております」とは?意味

ある事柄をするために、必要なものをそろえたり、態勢を整えたりしてある、という意味です。

「ご準備」は「準備」を敬意を表す形にしています。

「ご」は、他人に対する行為を表す語についてその行為を受ける人に敬意を表したり、他人の行為を表す語についてその行為をする人に敬意を表したりする語です。

「準備」は、ある事柄をする前に、必要なものをそろえたり態勢を整えたりすることです。

物をそろえるという意味だけでなく、組織を運営することも意味に含みます。

「ております」は「ている」の丁寧な表現で、現在の状態を表します。

「ご準備しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手がすでに準備をしているときに使用をします。

たとえば、これから客を招いて晩餐会を開くとします。

食事をする場所や料理を話し手側が整えます。

この役割を任されたAさんが、テーブルの状態や料理が整えられているかを上司から尋ねられました。

Aさんはすでにテーブルや料理を整えています。

この状態が「準備ができている」といい、丁寧な言葉を使って伝えるときに「ご準備しております」を使用します。

準備をするのは話し手なので、「準備」に「ご」をつける必要はありません。

ただし、場面によっては「ご準備」という言い方をします。

上司がこれから外出をするところです。

上司がでかけられるように、コートや帽子を整えておきました。

そのことを上司に報告する際は「ご準備」という言い方をすることがあります。

この場合は行為の対象となる人に敬意を表しています。

「ご準備しております」を使った例文

・『すでにご準備しております』

「ご準備しております」の返答や返信

あることをするために必要なものをそろえたり、態勢を整えたりしてくれたので、そのことにお礼を伝えます。

こちらが頼んで行てもらった場合も、頼んでいないけれど行ってくれた場合も、お礼を伝えるようにします。

何かをしてくれたときにお礼を伝えることは、相手との関係を良好に保つために大切なことです。

準備はできているので、ある事柄をはじめられます。

この後にはその事柄を行うことになるでしょう。

場合によっては、整えてくれた状態を確認することがあります。

確認をして足りないところがあれば手を加えます。

まとめ

この言葉は、ある事柄をする前に話し手が必要なものをそろえたり、態勢を整えたりしたときに使用をします。

準備をしたのは話し手側です。

ある事柄をスムーズに行えるように、必要なものを整えておきましょう。