ネット掲示板で使われている独特な言葉「ROMる」とは具体的にどのような意味で使わられているのでしょうか。
今回は、「ROMる」の意味と類似表現について解説します。
「ROMる」とは?意味
「ROMる」とは?意味
「ROMる」とは、「掲示板の話題に参加して投稿することなく閲覧だけすること」を意味する言葉です。
「ROMる」の概要
「ROMる」の概要
ネット掲示板で使われている独特のスラングとして「ROM」があります。
「ROMる」とは「ROM」の動詞型であり「ROMすること」を意味します。
ネットスラングとして使われている「ROM」とは「Read Only Member」の頭文字を獲った略語で意味は「読むだけの人」です。
ネット掲示板は誰もが自由に参加できる公共スペースとしてさまざまな話題で日々盛り上がっています。
自由に発言できるのがネット掲示板の魅力ですが最低限のマナーとして話題が何であるかをきちんと認識したりこれまでの話題の流れを読んだ発言をしたりといったふるまいが常識的に要求されます。
「ROMる」というのは「新たに発現を投稿することなくこれまでの掲示板の話題や流れのみを閲覧すること」を指すネットスラングです。
掲示板の参加者の中には空気を読めない発言をしたり流れを理解せず的はずれな内容を書き込んだりといった場違いな振る舞いをするものが時たま現れますが、そのような掲示板の雰囲気にそぐわない発言をしないよう過去の投稿を読むだけに専念する、もしくは興味ある話題について閲覧だけする行為を指して「ROMる」と表現します。
「ROMる」というのは「見ているだけ」「読むのみ」といったように「掲示板に関わっているが投稿誌たり発言したりしないこと」を重視した表現です。
一般的なホームページでは投稿や発言をすることのほうが珍しいのですが、自由な空間であるネット掲示板においては好きに投稿できるのに投稿しないことのほうが常識的ではないふるまいであると考えられることから読むだけで発言しない行為をあえて区別する意味で「ROMる」という言葉を用いて表しています。
「ROMる」の言葉の使い方や使われ方
「ROMる」の言葉の使い方や使われ方
・『初めての掲示板なのでとりあえず過去の投稿をROMる』
・『一ヶ月間ROMるだけだったので久々に投稿すると楽しい』
・『新参はまずROMるところからはじめるのがこの掲示板のルールである』
・『詳しいことは過去スレに書かれているので知りたい人はROMるといい』
「ROMる」の類語や言いかえ
「ROMる」の類語や言いかえ
・「ROM専」
「ネット掲示板で発現することなく閲覧するだけに専念している人」を意味する言葉です。
ネット掲示板において郡守や観客のような立場で参加している「ROMる」だけの人を指します。
・ウォッチャー
「掲示板にはりついて投稿内容や話の流れを眺め観測する人」を意味する言葉です。
「ROMる」が具体的な投稿内容や発言にしっかり目を通し読み込むことを指すのに対し、こちらは個別具体的な内容よりも掲示板としての動向を客観的に見る行為を表します。
まとめ
まとめ
「ROMる」はネット掲示板のみで使われていたローカルなネットスラングでしたが近年はSNSなどにより使用される場面が広がっています。
難しい言葉ではないのでこの機会に意味を覚えておきましょう。