「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」とは?

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」とは?

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」のフレーズを、言葉毎に分解して少し詳しく説明します。

まず「ご承知」は、「事情を知っておく」「あらかじめ知っている」との意味の「承知」に、敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。

次の「おき」は動詞の「おく」の連用形で「心をとどめる」といった意味を持ち、「ください」は助動詞で「ご~ください」で、お願いする意味の敬語表現となります。

また、その次の「ます」は丁寧語で「よう」は婉曲表現で使われる言葉です。

そして、後半の「お願い申し上げます」は言うまでもなく「お願いする」との意味の丁寧な敬語表現です。

したがって、「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」とは「あらかじめ知っておいてくれるようお願いする」との意味の非常に丁寧な敬語表現となります。

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズは、先に記したように非常に丁寧な敬語表現で、少し仰々しく思える言い回しです。

したがって、口頭で使われることは少なく、一般的にはビジネスメール等の文書での書き言葉として使われます。

仰々し過ぎるほどで、冗長的なので、もう少し簡潔な敬語表現にしたい場合は「ご承知のほどお願い申し上げます」と言い換えることも可能です。

このフレーズは、取引先の方に注意してもらいたいことがある場合に、それを事前に念押しするような意味で使われます。

また店舗などでは、通常と異なり、臨時休業を行うような場合に、それを顧客に事前にお知らせするために、店頭に張り紙で表示されることもよくあります。

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」を使った例文

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」を使った例文

・『パッケージを開封されますとご返品には応じかねますので、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます』
・『今週の金曜日は臨時休業になりますので、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます』

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」の類語や言い換え

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」の類語や言い換え

「ご承知」の類語としては「ご認識」が挙げられます。

したがって、前半の「ご承知おきくださいますよう」「ご認識おきくださいますよう」と言い換えることが出来ます。

また後半の「お願い申し上げます」「お願いします」「お願いいたします」と敬意を少し落として簡潔にすることも可能です。

まとめ

まとめ

「ご承知おきくださいますようお願い申し上げます」とは「あらかじめ知っておいてくれるようお願いする」との意味の非常に丁寧な敬語表現です。

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