情報番組などで使われることが多い言葉「デパ催」とはどんな意味なのでしょうか。
今回は、「デパ催」の意味と類似表現について解説します。
「デパ催」とは?意味
「デパ催」とは?意味
「デパ催」とは、「デパートの催事場や催事場で開催される催し物」を意味する言葉です。
「デパ催」の概要
「デパ催」の概要
多くのデパートは上層階にイベントを行うための専用スペースを設けています。
イベントスペースというと一般的には舞台があったり客席が設けられていたりといったイメージがありますが、デパートの場合はそういったライブやステージパフォーマンスを行うためのものではありません。
全国から集めた商品を販売したり美術展や作品展などを行ったりなど「デパートにある展示しながら販売するイベントを開くための区画」を「催事場」といいます。
「デパ催」とは「デパートの催事場」を省略した略語であり「デパートにある催事場や催事場で行われる様々なイベントや催し物」を指す言葉です。
「デパ催」で開催される催し物には独特の文化が見られます。
多くの催し物は他の施設や場所で行われることが少なく、デパート独自の文化として定着し発展しています。
基本的にはよりすぐった商品や作品を紹介しながら販売するイベントがメインで、利用客は珍しい物品やここでしか購入できない希少品などを求めて「デパ催」に訪れます。
「デパ催」で人気のイベントとして「物産展」が知られています。
日本各地をテーマに名産や特産を取りそろえて一同に販売するイベントは「デパ催」を代表する定番の催しです。
物産展の中でも一番人気なのが北海道物産展です。
北海道各地の名物やご当地食品を取りそろえて一同に販売する大人気イベントでありデパートによっては北海道物産展専門のバイヤーを用意するほど力を入れています。
物産展と並ぶ人気イベントが「駅弁フェア」です。
日本全国の人気駅弁や名物駅弁を取りそろえて行う「デパ催」名物の人気イベントは新宿のデパートが最初に開催して以降、全国のデパートに広まった根強いファンを持つ催し物です。
「デパ催」の駅弁フェアのために新作駅弁を開発する業者もいるほど力が入れられています。
その他にもシーズンに合わせてバレンタインフェアやギフトフェア、クリスマスフェアなどが開催され多くの人を集めます。
食品販売以外にも女性客向けの婦人服フェアや入学シーズンに合わせてのジュエリーフェア、変わったところでは鉄道忘れ物市なども定番人気イベントとして不定期に開催されています。
「デパ催」の言葉の使い方や使われ方
「デパ催」の言葉の使い方や使われ方
・『デパ催に行くとついつい買いすぎてしまうのはしかたのないことだ』
・『デパ催のイベントでは物産展の人気が高い』
・『旅行に行ったら地元百貨店のデパ催を見学するのが趣味だ』
・『デパ催で開催中の駅弁フェアで釜飯を買った』
「デパ催」の類語や言いかえ
「デパ催」の類語や言いかえ
・イベントスペース
「イベントを行うためのスペース」を意味する言葉です。
デパートに変わる消費の場として成長するショッピングモールでは「デパ催」にあたる区画を「イベントスペース」と呼んでいます。
「デパ催」と同じような催し物が開催されるほかライブイベントやショーなどにも利用されます。
・デパ地下
「デパートの地下食品売り場」を意味する言葉です。
上層階の顔が「デパ催」なら下層階の顔が「デパ地下」です。
「デパ地下」でも催事場のように食品イベントが開催されることがあります。
まとめ
まとめ
ネットショッピングに押され気味のデパート業界にあって他に代えがたい「デパ催」はキラーコンテンツとして重要性を増しています。
面白そうな催し物があったら気軽に立ち寄ってみてください。