「修正」と「改訂」と「訂正」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「修正」「改訂」「訂正」の違いをご存知ですか?

この記事では「修正」「改訂」「訂正」の言葉の意味や違い、使い方を分かりやすく解説していきます。

「修正」とは?

「修正」とは?

「修正」「しゅうせい」と読みます。

「修」の字には「かざりをつける」「模様をつける」「精神をおさめととのえる」「学問・技芸などを身につける」「正しくととのえる」「おさめる」という意味があります。

そして「正」の字には「ただしい」「まちがいない」「道理にかなった」という意味や「ただす」「なおす」などの意味の他に「まさに」「まさしく」「ちょうど」など様々な意味があります。

そしてこの2つの字から構成される「修正」には、「文章、意見など不十分と思われる点を直すこと」という意味があります。

「修正」の例文

「修正」の例文

・『婦人参政権を認めるように憲法が修正された』
・『失礼ですが御提案を修正させていただきます』
・『私の原稿を読んで 専門的な修正を加える』

「改訂」とは?

「改訂」とは?

「改訂」「かいてい」と読みます。

「改」には「前のものをやめて新しいものに変える」「あらためる」「検査する」「点検する」という意味があります。

「訂」には「文字や文章の誤りを正しくする」「約束をとりきめる」という意味を含んでいます。

この2字で構成される「改訂」は、「書物の内容や不備な点を、改め直すこと」という意味があります。

「改訂」の例文

「改訂」の例文

・『その百科事典の改訂版が出版された』
・『時刻表が改訂された』
・『これらの本は年度ごとに改訂されている』

「訂正」とは?

「訂正」とは?

「訂正」「ていせい」と読みます。

「訂」には上述したとおり「文字や文書の誤りを正しくする」といった意味があります。

そして「正」の字ですが、こちらも前述したとおりです。

「ただしい」「まちがいない」「ただす」「なおす」といった意味を含んでいます。

「訂正」「誤りを正しくなおすこと」を意味します。

「訂正」の例文

「訂正」の例文

・『もし間違いを見つけたら訂正してください』
・『私が例文を作ったら、訂正していただけますか』
・『この議事録に関して、訂正、追加がありましたらお願いします』

「修正」「改訂」「訂正」それぞれの違い

「修正」「改訂」「訂正」それぞれの違い

用語の意味はお分かりいただけたでしょうか?

「修正」とは不十分な点を直すことです。

不十分な点であって、間違いがあるとは限りません。

「改訂」は書物の内容や不備な点を、改め直すことです。

書物などに対して使う言葉です。

「訂正」は誤りを正しくなおすことです。

「修正」とは違い、間違いが必ずあるということになります。

まとめ

まとめ

「修正」は不十分な点を直すこと(間違いがあるとは限らない)。

「改訂」は書物などに対して使う言葉。

「訂正」は誤りを正しくなおすこと(間違いが必ずある)。

以上が「修正」「改訂」「訂正」それぞれの言葉の違いでした。

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