使い方に悩んでしまう表現もあるもの。
「ありませんでしたので」の正しい意味と使用例を見ていきましょう。
「ありませんでしたので」とは?
「ありませんでしたので」とは?
「ありません」と「でした」そして「ので」が組み合わさった表現です。
いずれも丁寧語で「ありません」は存在が無いことを示しています。
また「でした」は過去をあらわします。
また「ので」は原因や理由をあらわす言い方です。
「無かったので」という解釈ができます。
ある物が無かったことをお伝えする、丁寧な表現といえるでしょう。
「ありませんでしたので」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「ありませんでしたので」の使い方や使われ方、使うときの注意点
無かったことをお伝えする、丁寧な言い方です。
とくに会話文で用いられています。
「無いので」と表現するよりも厳かに聞こえるので、覚えておきましょう。
一方で「ありませんでしたので」は物にしか使えない言い方です。
お客様や人物がいない時に用いると、失礼にあたります。
「いない」の敬語は「いらっしゃらない」になるので、周りの方が見当たらない時は「いらっしゃいませんでした」というフレーズを心得ておきましょう。
「ありませんでしたので」を使った例文や文章
「ありませんでしたので」を使った例文や文章
・『申し込み用紙がありませんでしたので、印刷しておきました』
・『必要な資料がありませんでしたので、再度お送りいただけますか』
「ありませんでしたので」の類語や言い替え
「ありませんでしたので」の類語や言い替え
似ている言い方に「ありましたので」があります。
こちらは「あります」と「ので」の組み合わさった表現です。
そこに確かに存在していることを示します。
「こちらにありましたので、お付けしますね」と会話文でも使いやすいです。
言い替えの表現に「ございませんでしたので」があります。
「ございません」は「ありませんでした」より格上の表現になります。
お客様対応に適しているので、覚えておきましょう。
まとめ
まとめ
「ありませんでしたので」を解説しました。
気になる表現を正しく学んで、言葉の上級者を目指していきましょう。