「無理ゲー」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

ゲーム関連の話題で登場する言葉「無理ゲー」とは何を指しているのでしょうか。

今回は、「無理ゲー」の意味とよく似た意味で使われる言葉について解説します。

「無理ゲー」とは?意味

「無理ゲー」とは?意味

「無理ゲー」とは、「攻略するのが無理としか思えないほど難しいゲーム」を意味する言葉です。

「無理ゲー」の概要

「無理ゲー」の概要

コンピューターゲームは製作段階でプレイヤーがちょうどいい具合に遊べるよう難易度調整が行われます。

敵の数を調整したりアイテムをそろえたり体力回復ポイントを用意したりなど、やられながらもコツをつかメバ先に進めるような調度よい歯ごたえになるよう難易度を調整するのが開発者の見せ所です。

簡単すぎても難しすぎてもゲームの楽しさは損なわれてしまいますが、どんな理由なのか世の中に出回っているゲームの中にはとても攻略が無理としか思えないほど難易度の高いゲームが存在します。

そのような「極端に難易度が高く攻略するのが無理だと思えるゲーム」を指す言葉が「無理ゲー」です。

「無理ゲー」の多くはファミコン時代に発売されたゲームです。

当時はゲーム機そのものの性能が今と比べて圧倒的に低く技術的にもできることが限られていました。

製作陣が思い描いたゲームをそのまま製品として完成させることはほぼ不可能で、限られた容量の中でなんとか完成にこぎつけ発売されたゲームソフトが多数出回りで回ります。

そのようなゲームの中には難易度調整に失敗した、諦めたとしか思えない物が多く、ゲーム研究の進んだ後年になってそれらのゲームをまとめてあらわす言葉として誕生したのが「無理ゲー」です。

「無理ゲー」という場合たんに難しいだけではなく理不尽だったり不合理だったりといった納得出来ないというニュアンスが込められています。

ゲーム製作者はプレイヤーにゲームを楽しく遊んで攻略してほしいという気持ちがあるのが前提ですが「無理ゲー」にはそのような気持ちが一切感じられません。

ただただプレイヤーを苦しめたい、先に進めさせたくないとしか感じられないような難易度に設定されているのが「無理ゲー」であり、理不尽の塊にしか思えないゲームもあります。

「無理ゲー」は本来の「クリアが無理なほど難易度が高いゲーム」という意味から転じて「とうてい無理な要求」という意味でも使われています。

期限までに絶対に終えられない大量の宿題や実現不可能なノルマなどを指して「無理ゲー」と表現します。

「無理ゲー」の言葉の使い方や使われ方

「無理ゲー」の言葉の使い方や使われ方

・『敵の数が多すぎてクリアできない無理ゲー』
・『ワンコインでフランス料理のフルコースを食べさせろって、それなんて無理ゲー』
・『明日までに100枚の反省文を提出しろとはあまりにも無理ゲーな要求だ』
・『周辺諸国からの侵略を抑えつつ経済的に発展させるのはどう考えても無理ゲーだ』

「無理ゲー」の類語や言いかえ

「無理ゲー」の類語や言いかえ

・理不尽ゲー
「理不尽な内容のゲーム」を意味する言葉です。

ドアを開けた途端にワナが作動して即死したり突然表れた謎の老人に財宝を奪われたりなどどう考えても理不尽としか思えない内容や展開のゲームを表します。

・鬼畜ゲー
「鬼畜の難易度でプレイヤーを苦しめるゲーム」を意味する言葉です。

「無理ゲー」が諦めてしまうほど難易度が高いのに対し、こちらは苦しみながらも攻略に前向きになれる程度の難易度のゲームを表します。

まとめ

まとめ

元々はゲームに対してのみ使われる言葉だった「無理ゲー」ですが、現在では理不尽な要求や達成できない目標などを意味するネットスラングとして定着しています。

SNSでもよく使われる言葉なので意味を知っておきましょう。

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