この記事では、「猛虎弁」【モウコベン】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「猛虎弁」とは?意味
「猛虎弁」とは?意味
関西で活躍する阪神タイガースの選手が話す関西弁を掲示板に書き込み、周囲の人を楽しませたり、盛り上げるその言葉を「猛虎弁」【モウコベン】と言います。
掲示板の野球板では、プロ野球の選手のことが好きすぎて自分のことを「ワイ」と言ったり、謝るときは「すまんな」と言い、気にしなくてもいいと伝えるときは「ええんやで」と言うわけです。
関西弁のように聞こえる言語はどこか男らしく、格好いいと感じる人の間で使われているこのスラング用語は、相手が言ったことに同意するときは「せやな」と言ってみたり、どうかなと思うときは「せやろか」と言って自分の気持ちを楽しいテンションで伝えて交流します。
「猛虎弁」の概要
「猛虎弁」の概要
電子掲示板の野球板で取り上げられた「○○から猛虎魂を感じる」に登場した「猛虎弁」は、似非関西弁特有の方言です。
岡田彰布が発する「どんでん」という「どん語」が言葉の由来になり、関西特有の大げさな受け答えを真似することで周囲を楽しい雰囲気にしたり、テンションが低い人たちの気分を盛り上げるとき使われています。
他にも、間違って人を精神的に傷つけてしまって気にしている人には優しい「猛虎弁」を投げかけて気にするなと相手を気遣いつつ優しく伝えたり、喧嘩している者の間に入って仲裁するときは「仲直りせいや」と背中を押してあげるように投げかけて、板を使うユーザーをうまくまとめます。
「猛虎弁」の言葉の使い方や使われ方
「猛虎弁」の言葉の使い方や使われ方
「○○や」と言葉の最後に必ず「や」を付けて使う言葉であり、作った料理を相手に食べさせたいと思うときは「家の店で作った天丼やで」と伝えたり、「このアイドルグループはみな最高や」と自分が強くすすめたいと思うものをうまく関西弁と標準語を組み合わせて、一つの文章にして相手に伝えるわけです。
他の使い方としては、「なんでや、お前が言うな」と相手の言ったことに対して自分が嫌がっている気持ちと叱るために語尾を強調して伝えたり、「絶対に負けへんで」と自分が応援する阪神は絶対に勝つという意気込みを伝えるときも使われています。
「猛虎弁」を使った例文(使用例)
「猛虎弁」を使った例文(使用例)
・『なんてことしてくれたんや、言わんこっちゃない』
・『阪神はすごいやろ、お前んとこのチームなぞ最初から眼中になかったんや』
・『ほれ見たことか、ワイが応援したチームだけあるわ。次の試合も絶対に負けへんで』
うまくいっていたというのに、横槍を投げてきたユーザーのためにその場の雰囲気が台無しになってしまったことに怒りをあらわにします。
自分がいかに応援しているチームが勝ったことを誇りに思うか、相手に見せ付けたいと思うとき伝えられる言葉です。
まとめ
まとめ
阪神タイガースを愛するあまり、掲示板の野球板では野球選手が話す関西弁をうまく取り入れて、うまく相手と交流するとき楽しい雰囲気作りをしたり、仲間を作る工夫している人もいます。
どのように使うか知りたいときは、野球板のやり取りを見て学んでみるといいでしょう。