「ウチ充」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

ステイホームで新たに生まれた新語のひとつに「ウチ充」があります。

この言葉はどのような意味で使われているのでしょうか。

今回は、「ウチ充」の意味と類語について解説します。

「ウチ充」とは?意味

「ウチ充」とは?意味

「ウチ充」とは、「自宅が充実していて満足している人」を意味する言葉です。

「ウチ充」の概要

「ウチ充」の概要

外出制限が本格化したことにより自宅内での楽しみや生活価値を見直す動きが高まりました。

これまで外出に積極的でアクティブに活動してきた人達もステイホームせざるを得ずこれまであまり重要視していなかった自宅内での生活に新たな価値を見出そうとさまざまなグッズやサービスに投資する動きが加速し、企業側も需要に答えるようにリモートサービスや自宅でできる体験キットなど新しい商品やサービスに力を入れていきます。

ステイホームの中で新たに誕生した概念のひとつが「ウチ充」です。

「ウチ充」とは「うち(自宅)が充実している人」を指す言葉で外出をしなくても家の中だけで十分満足が行く生活が送れる人を表します。

昭和から平成にかけてはライフスタイルとして外出が積極的に奨励されてきました。

自宅ではできない体験をするためにお店に通ったり人と出会うためにサークルや団体活動に参加したりなど、貴重な時間を自宅で過ごすのはもったいないことであるという考えが常識でした。

外にでる人は活動的で自宅にこもる人は積極性に欠ける、という差別めいた価値観が当然のように共有されていた時代であったことから自宅好きにとっては長く不遇の時代が続きます。

このような外出至上主義の考えに変化の兆しが見られ始めたのはインターネットの登場がきっかけです。

ネットの登場によりそれまで外出しなければできなかった物事の多くが自宅に居ながらにしてできるようになりました。

自宅という場所とそこで過ごす時間の価値がガラリと変えたのはネットです。

これまで映画館やレンタルショップに出かけるしか方法がなかった映画も配信サービスなら自宅で気軽に楽しめます。

配送サービスを利用すれば名店のグルメも自宅で本格的に味わえます。

カルチャースクールにもわざわざ通う必要はなく、トレーニングも通販でグッズを揃えてリモート指導を利用すればジム通いは不要です。

ステイホームは我々の価値観や人生観に大きな変化を与えましたが自宅に対する人々の考え方も大きく変わりました。

リモートが当たり前になっていくこれからの時代では立地や周辺環境よりもいかに自宅の価値を高めて「ウチ充」を達成するのかが自宅選びの基準になっていくのはほぼ確実です。

「ウチ充」の言葉の使い方や使われ方

「ウチ充」の言葉の使い方や使われ方

・『ウチ充に座り心地の良いソファは欠かせないアイテムだ』
・『休日はもっぱらウチ充で過ごしているのでほとんど外出しない』
・『趣味の料理でウチ充を満喫している』
・『ウチ充が流行ると若者の旅行離れはますます加速する』

「ウチ充」の類語や言いかえ

「ウチ充」の類語や言いかえ

・インドア派
「外出を好まず自宅内で過ごすことを好む人達」を意味する言葉です。

キャンプや旅行など外での活動を意味するアウトドア派の反対語であり自宅や屋内での活動が好きな人達を指します。

「ウチ充」が自宅限定なのに対し、こちらは自宅以外にも屋内で過ごすこと全般を好む人に対して使われます。

まとめ

まとめ

ステイホームの終わりが見えない時代にあって人々のライフスタイルが「ウチ充」にシフトする動きはとどまるところを知りません。

生活の拠点である自宅が充実しているのは素晴らしいことです。

快適で充実した毎日を過ごせるよう魅力的な自宅を実現してください。

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