この記事では、「略歴」と「職歴」の違いを分かりやすく説明していきます。
「略歴」とは?
「略歴」とは?
「略歴」(りゃくれき)というのはある人物を紹介する時によく使われる言葉です。
作家の略歴、画家の略歴、音楽家の略歴、講師の略歴など、ある人物の生い立ちや経歴を簡単に紹介する場合に「略歴」として記載されています。
「略歴」はこのように「経歴」を短く簡潔にまとめたものです。
「略歴」の中には「学歴」と「職歴」を記載するのが一般的で、そこにつスキル、資格特、技、何らかの活動が盛り込まれていることもあります。
「略歴」と非常に似た意味を持つ言葉に「プロフィール」があります。
「略歴」と同じように「学歴」や「職歴」が含まれています。
しかし「プロフィール」の方はその人の性格や行動など、より個人的な特徴がまとめられています。
もし「簡単なプロフィールをお願いします」と要求された場合には、「学歴」「職歴」だけをまとめて述べても、少し物足りなく受け止められるでしょう。
その反対に「略歴をお願いします」と言われて、「学歴」「職歴」「資格」だけではなく、性格や趣味などの情報を混ぜ込んでしまうと、「略歴」というより「プロフィール」になってしまいます。
また「略歴」のより詳しいものが「履歴書」で、これは就職活動に使われます。
「職歴」とは?
「職歴」とは?
「職歴」(しょくれき)は漢字の表す意味からも一目瞭然で、それまでの「職」つまり仕事の経歴のことです。
ちなみに受けた教育の経歴は「学歴」で表します。
「経歴」はこの「学歴」と「職歴」が大きな部分を占めていてます。
もし「職歴」を質問された時に全く働いたことがない人の場合では、返答に困るはずです。
また正社員として働いた経験がなく、アルバイトしかしたことがなくても、それは立派な「職歴」になるので、きちんとそれについて言及しましょう。
「職歴なし」よりもアルバイトでも仕事してお金を得たことがある人の方が、多くの場合で好意的に受け止められます。
特に仕事を探す人にとっては、アピールできる「職歴」があるのは強味になります。
「略歴」と「職歴」の違い
「略歴」と「職歴」の違い
「略歴」と「職歴」の違いを、分かりやすく解説します。
「略歴」と「職歴」はどちらも自分のそれまでの経歴を伝えるためのものです。
「略歴」は「学歴」「しょ職歴」または「資格」や「特技」を含んだ「経歴」を手短にまとめたものです。
しかし「職歴」は、それまで就いたことのある職種、企業、役職などをまとめたもので、「学歴」は含みません。
まとめ
まとめ
「略歴」と「職歴」はどちらもよく使われている言葉です。
現在は手書きではなく、パソコンやスマホなどから指定のフォーマットに書き込む形式が多くなっている「略歴書」や「職歴書」ですが、誤字や脱字に気をつけて、学校や企業などの名称は略さずに正式名称を書くようにしましょう。
余談になりますが、お見合いの時に交換する文書に「釣書」(つりがき/つりしょ)があります。
これは就職する時に書く「履歴書」のようなもので、氏名、年齢、住所、経歴、趣味、アピールポイントなどが書かれています。