この記事では、「ローストターキー」と「ローストチキン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ローストターキー」とは?
「ローストターキー」とは?
「ローストターキー」とは七面鳥を丸ごと焼いた料理です。
七面鳥は鶏よりも体が大きく現在のメキシコに生息していた鳥が北アメリカ大陸の原住民族に家畜化され、それが大航海時代にスペインに渡りイギリスにも献上されました。
そのため日本では家禽として馴染みのない七面鳥ですが、アメリカやイギリスでは御馳走として馴染み深くクリスマスや感謝祭といったお祭り事の際には「ローストターキー」を食べることが定番化しています。
七面鳥自体が鳥肉としては脂肪分が少なくさっぱりとした鳥なので、それを丸ごと焼いた「ローストターキー」もさっぱりとした味わいであり、バターをふんだんに使ってローストしたりソースにバターを使うなどで脂肪分を付け足して食べることも多いです。
「ローストチキン」とは?
「ローストチキン」とは?
「ローストチキン」とは鶏を丸ごと焼いた料理です。
鶏が鳥類の家畜として非常にポピュラーで世界中の様々な国で飼育されていることと、丸焼きというわかりやすい調理法であることから鶏の丸焼きという類似の料理は世界各国にあります。
ですが日本で「ローストチキン」と言う場合には北米やヨーロッパで食べられている形式の物です。
明治時代の文明開化の際に西洋文化と一緒に伝わってきた料理の一つであり、西洋の文化としてクリスマスなどが定着したものの七面鳥という家禽は日本の食生活に定着しなかったことから、日本では「ローストターキー」の代用としてクリスマスに食べられることが多い料理になります。
「ローストターキー」と「ローストチキン」の違い
「ローストターキー」と「ローストチキン」の違い
「ローストターキー」と「ローストチキン」の違いを、分かりやすく解説します。
七面鳥を丸焼きにした料理が「ローストターキー」で、鶏を西洋方式で丸焼きにした料理が「ローストチキン」です。
食材の種類の違いから「ローストターキー」は比較的大きくそれ単体ではさっぱりとした料理なのに対し、「ローストチキン」は比較的小柄でジューシーな料理になります。
そのため「ローストターキー」はクランベリーソースなどのソースを付けて食べられますが、「ローストチキン」はソースを付けずに食べられることが多いです。
クリスマスなどの御馳走としてはイギリスやアメリカでは「ローストターキー」が定番料理ですが、日本では七面鳥の代用として「ローストチキン」を食べることが定番になっています。
まとめ
まとめ
基本的に「ローストターキー」と「ローストチキン」は同じ調理法でメインの食材と付け合せが違うだけのものです。
日本では七面鳥が食材として一般的ではないので「ローストターキー」の代用品としても「ローストチキン」が食べられていますが、定着しすぎて代用品ではなく最初から「ローストチキン」が食べられるものとして認識している人も多いでしょう。
また海外の「ローストターキー」は特別な御馳走の定番ですが、日本では「ローストチキン」はちょっとした御馳走としても食べられています。
