この記事では、「キックボクシング」と「ムエタイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キックボクシング」とは?
「キックボクシング」とは?
「キックボクシング」とは、野口プロモーション社長・野口修氏によって開発された日本発祥の格闘技です。
1966年に始められた格闘技で、実は50年程の歴史しかない格闘技で、後述する「ムエタイ」のルールを参考に考案されており、アジア地区において「ムエタイ」に対抗するために開発された立ち技による格闘技です。
「キックボクシング」が日本で大々的に有名となったのは、空手団体の正道会館の石井和義氏が創設した「K-1」が挙げられるでしょう。
大晦日にゴールデンタイムにTV中継され、高視聴率を獲得したのも記憶に新しいのではないでしょうか。
「キックボクシング」は団体によって差はありますが、基本的に首を掴んでのヒザ蹴りはルール違反とされ、いかに相手にダメージを与えたかが採点の上で重要となる格闘技です。
「ムエタイ」とは?
「ムエタイ」とは?
「ムエタイ」とは、400年以上の長い歴史のあるタイの国技です。
ミャンマーとの独立戦争の時代、「古式ムエタイ」という武術が発祥の元となり、格闘技としてルールが確立されて、世界に広まったのが、この「ムエタイ」です。
「ムエタイ」は世界で程知名度が高く「立ち技最強の格闘技」とも言われています。
「ムエタイ」の最大の特徴は「首を掴んでの首相撲」と言えるでしょう。
首を掴んでからのヒザ蹴りや、肘での攻撃などはルールとして認められています。
「ムエタイ」の採点基準は「いかに美しく的確であるか」が重要視され、難易度の高い技を、相手選手にいかに適格に命中しているかどうかで、ポイントの優劣が決まります。
「キックボクシング」と「ムエタイ」の違い
「キックボクシング」と「ムエタイ」の違い
「キックボクシング」と「ムエタイ」は、発祥地や歴史が異なっています。
日本発祥の「キックボクシング」は50年程の歴史ですが、タイの国技にもなっている「ムエタイ」は400年もの歴史があります。
また、「キックボクシング」は様々な格闘技が混在しており、選手によってファイトスタイルは様々です。
ルールにも違いがあり首を掴んでの攻撃が許可されているのが「ムエタイ」、基本的にルール違反となるのが「キックボクシング」となります。
まとめ
まとめ
「キックボクシング」は、一撃必殺の派手な技で重量級の選手がKOされる衝撃と派手さが受け「K-1」を機に日本で爆発的にファンを増やしました。
現在でも根強いファンが多く、さまざまな団体が格闘技イベントを開催しています。
「ムエタイ」は、技の派手さというより美しさが重視され、蹴り技の的確さにファンを魅了し続けています。