この記事では、「言語道断」と「論外」の違いを分かりやすく説明していきます。
「言語道断」とは?
「言語道断」とは?
「言語道断」は「ごんごどうだん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「仏教用語で、真理は奥深いもので、とても言葉で表現できない」という元の意味です。
2つ目は転じて、「言葉で言い表せないことのひどいこと」という意味です。
3つ目は「言葉でいいようのないほど立派な様子」という意味です。
4つ目は「表現できないほど驚き嘆く気持ちを表す語」という意味です。
「言語道断」の言葉の由来など
「言語道断」の言葉の由来など
「言語道断」は「言葉に出して表現する方法が断たれること」という意味の四字熟語です。
仏教由来の言葉で、「仏教の教えの心理は奥深く、とても言葉で言い表せない」という意味です。
転じて「とて表現できない」という意味になりましたが、昔は良いこと・悪いと両方に使われていました。
現在では悪い意味で使われることがほとんどです。
「論外」とは?
「論外」とは?
「論外」は「ろんがい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「今の時点での議論に関係ないこと」という意味です。
2つ目は「もってのほかで、話し合う価値もないこと」という意味です。
「論外」の言葉の由来など
「論外」の言葉の由来など
「論外」は「論ずる範囲外」という意味で使われる言葉です。
由来や出典などなく、漢字の意味から使われています。
「論」は「ものごとの道理を説く」「是非や善悪を述べる」という意味、「外」は「物の表側」「ある範囲から離れた外側」「一定の枠・意向などからはずれること」という意味、「論外」で「是非や善悪を述べる範囲から外れること」になります。
「言語道断」と「論外」の違い
「言語道断」と「論外」の違い
「言語道断」は「とても言葉で表現できないこと」です。
「論外」は「是非や善悪を述べる範囲から外れること」です。
まとめ
まとめ
今回は「言語道断」と「論外」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。