この記事では、「ダウン」と「フェザー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ダウン」とは?
「ダウン」とは?
水鳥の胸に生えている毛のことをいいます。
羽の軸が無く、ふわふわとしていることが特徴です。
ダウンの一つ一つの毛は、タンポポの綿毛のようになっていて、「ダウンボール」とも呼ばれています。
ここでいう「水鳥」は、ガチョウの「グース」とアヒルの「ダック」です。
「グース」は、ハイイロガンを飼育し、品種改良してつくられました。
アヒルは、カモを家畜化したものです。
「グース」は、体長が80cm~120cmもある大きな鳥です。
よって、「ダウンボール」も大きくなります。
「ダック」は、体長50cm~80cmの白いカモです。
家畜化するときに、白いほうが都合が良いので、白い種をかけ合わせてつくられたといわれています。
体が小さいので、「グース」に比べると「ダウンボール」は小さくなります。
一般的に、ダウンボールが大きく、保温性も高いグースのダウンのほうが、高級だとされています。
「フェザー」とは?
「フェザー」とは?
鳥類の羽根のことを表します。
水鳥の羽根についていう場合には、胸の羽毛以外の、羽軸を持った毛のことをいいます。
硬い羽軸を持っているため、弾力性があり、通気性が良いことが特徴です。
ダウンに比べると保温性に関しては劣ります。
「ダウン」と「フェザー」の違い
「ダウン」と「フェザー」の違い
「ダウン」は水鳥の羽毛で、「フェザー」は羽根です。
違いは、羽軸があるかどうかや、ふわふわしているかどうかなどです。
「ダウン」は水鳥の胸にある毛なので、とても貴重で、一羽から10g~20g程度しか採れないといわれています。
「フェザー」は、「ダウン」以外の羽を指します。
まとめ
まとめ
「ダウン」はとても貴重で、保温性に優れています。
「フェザー」は、羽軸があるため、弾力性に富んでいて、通気性もあります。
この二つを組み合わせて保温性と、弾力性、通気性を両立しています。
「ダウン」のほうが貴重なので、「ダウン」の比率が高いものが高価になります。