この記事では、「中トロ」【ちゅうとろ】と「大トロ」【おおとろ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「中トロ」とは?意味
「中トロ」とは?意味
背かみから腹しもの部分まであるのが「中トロ」【ちゅうとろ】といいます。
背しもや腹なかまで取れるマグロの肉であり、赤身の部分よりも酸味が少ないのも特徴的です。
独特で濃厚な肉のうまみを感じられるので、さっぱりした赤身よりもう少し脂を楽しみたいという人の舌を楽しませるでしょう。
赤身と脂がちょうどいい具合に合わさっているところが美味しいと評判ですが、「大トロ」よりも脂は少ないので、脂っこいのが苦手な人に最適な部位になります。
「大トロ」とは?意味
「大トロ」とは?意味
マグロの胴体の赤身の部分には、トロという脂肪が多い肉がありますが、その中でもかなり脂肪分がたっぷりのっている部分が「大トロ」【おおとろ】といいます。
比較的頭に近い腹部にあり、脂がのっているため上質で深いうまみを楽しめる部分です。
色は赤ピンク色ですが、光が当たると全体的に白っぽく見えますし、白い筋が入っています。
脂肪が多い分、口の中に入れたとたん舌の上でトロッと溶けます。
マグロの身の部分でも甘みが強いところが美味しいと人気があるため、高価な高級寿司店で提供しています。
手で握るときはずっと触っていると身が溶けやすいので、すばやく握ることが大事です。
「中トロ」と「大トロ」の違い
「中トロ」と「大トロ」の違い
「大トロ」よりも身の色が赤いところを「中トロ」と呼び、少し弾力があるため噛むほどうまみがジュワッと出てきます。
比較的さっぱりしているので、もたれることがないので量を食べたいと思う人が選ぶ寿司ネタです。
もう一方の「大トロ」は、マグロ一体につき取れる量がとても少ないため希少価値が高くなり、市場では高値で売られているため店では一貫あたり数千円と他の寿司ネタよりも数倍の値段になってしまいます。
マグロの部位では腹かみから腹なかと呼ぶ部位であり、「中トロ」よりも2倍、3倍の卸値相場で取引されているという違いがあるわけです。
まとめ
まとめ
どちらもマグロから取れる肉ですが、部位の違いや脂の量などさまざまな違いがありますので、実際に寿司屋に行って味比べをしてみるのもいいでしょう。