この記事では、「激増」と「急増」の違いを分かりやすく説明していきます。
「激増」とは?
「激増」とは?
「激増」とは、かなりの勢いで増えることです。
「最近になって、宅配便が激増しているらしい」といったような使われ方になり、それだけの勢いで増えていると表現する為に用いられます。
言い換えると、「劇的」に増えることになりますが、その「劇」ではなく、同音の「激」と使う点に注意してください。
尚、「激的」や「劇増」といった言葉はなく、「劇的」、「激増」が正しい表現です。
「急増」とは?
「急増」とは?
「急増」は、急に増えることを表す言葉です。
以前と比べて急に増えているという場合に用いられる表現で、「つい先日から、通信量が急増した」のような用いられ方になります。
先の「激増」は、かなり増えたという解釈になりますが、こちらの「急増」は、急に増えたという意味なので、ニュアンスが異なります。
よって、これらは合わせて「急増しただけでなく、量自体も激増している」のように使われることもあります。
「激増」と「急増」の違い
「激増」と「急増」の違い
「激増」と「急増」の違いを、分かりやすく解説します。
「激増」は、かなり増えるという解釈になり、例えば、これまでは100だったものが、150や200になるという程度のことだと考えていいでしょう。
「急増」は、急に増えることで、その量はともかく、いきなり増えるという意味で使われる言葉です。
その為、「メールが急増したらしいが、すぐに落ち着いたと聞いた」のように、その前より急に増えたものの、それほど全体的な量として増えた訳ではない場合にも使うことができます。
また、意味合いが異なることから、前述のように、この2つを合わせて使われるようなことも少なくありません。
まとめ
まとめ
「激増」と「急増」は、このように異なります。
似た意味になるのは間違いありませんが、ニュアンスが違う為、言い換え表現になることはなく、適した方を用いることが大切になります。