この記事では、「雑用」【ざつよう】と「雑事」【ざつじ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「雑用」とは?意味
「雑用」とは?意味
手伝いのような用を請け負うことを「雑用」【ざつよう】といいます。
書類のコピーとったり、机の上を拭く、電話で受け答えするといったことを「雑用」というわけです。
重要でもないことをやらされてしまう人は、新人社員や仕事がうまくできない社員にやらせることが多く、いつまでも「雑用係」としてこき使われてしまいます。
このように、こまごまとした依頼をこなす行為を意味するわけです。
「雑事」とは?意味
「雑事」とは?意味
やるべき仕事ではないことをするのが「雑事」【ざつじ】といいます。
本当なら書類を作成するべきところに、弁当を買ってくるように頼まれることを「雑事」というわけです。
野暮用というように、面倒な事を頼まれて、本来の仕事ができなくなる実務的なことを指します。
また、何も得がないことや、やりたくないのにやらされる用事もこの言葉に当てはまるのです。
「雑用」と「雑事」の違い
「雑用」と「雑事」の違い
「雑用」と「雑事」の違いを、分かりやすく解説します。
仕事ではない仕事をやらされることを「雑用」といい、掃除や書類の整理など人の手伝いを任されるわけです。
あまり進んでやりたいと思うことではなく、人が面倒だと感じるような作業ばかりやらされてしまいます。
もう一方の「雑事」は、やるべき仕事ではなく、取るに足りない事をやらされるという意味がある事柄を指す言葉です。
「雑用」よりも、自分に得がないことをやるという場面に適した言葉になります。
「雑用」の例文
「雑用」の例文
・『部長に机の上を片付けておく雑用を頼まれた』
・『書類をコピーして、ピンで留める雑用をこなした』
「雑事」の例文
「雑事」の例文
・『いきなり上司から靴を磨いておくよう雑事を頼まれた』
・『湯のみをきれいに洗う雑事に追われて時間を失う』
まとめ
まとめ
どちらもやりたいと思うことではなく、人から頼まれて渋々やるといった状況を意味します。
意味に少し違いがありますので、自分なりにどの場面でどう使えばいいか調べてうまく使い分けてみるといいでしょう。