「入れ違い」と「行き違い」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「入れ違い」「行き違い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「入れ違い」とは?

「入れ違い」とは?

「入れ違い」には2つの意味があります。

ひとつは、一方が出た後に別のものが入ってくることです。

それによって双方が出会えない場合をいいます。

高校の先輩・後輩のことで説明をします。

Aさんが高校3年生のころ、Bさんは中学3年生でした。

Aさんが高校を卒業した後に、BさんがAさんと同じ高校に入学をしました。

2人とも同じ高校に入学をしていますが、学校に在籍していた時期が違います。

Aさんが出ていった後にBさんが入ってきたため、2人は出会っていません。

このような、出ていくのと入ってくるのがほぼ同時で、双方が出会うことができないことを指しています。

Aさんが高校2年生のとき、Bさんは中学3年生だったとします。

BさんがAさんと同じ高校に入ったとき、Aさんは高校3年生です。

翌年にはAさんは高校を出ていきますが、出ていくのはBさんが入ってきた時期とほぼ同時ではありません。

そのため、これは「入れ違い」とはいいません。

もう一つの意味は、あるべき状態とは異なって入れるです。

Aのコップに水を入れようと思っていたのですが、Bのコップに入れてしまいました。

あるべき状態はAのコップに水が入っているときです。

Bに入っていたらあるべき状態ではありません。

このような間違いを指します。

「入れ違い」の使い方

「入れ違い」の使い方

一方が出ていくのとほぼ同時に別のものが入ってきて、どちらとも顔をあわせられないことに使用をします。

出るのと入るのがほぼ同時の場合をいいます。

「行き違い」とは?

「行き違い」とは?

「行き違い」には2つの意味があります。

ひとつは、時間や場所がずれていて、お互いが出会わないことです。

双方が動いていて、どこかで出会えるはずなのに、少し時間や場所が違ったために出会えない意味合いがあります。

Aさんが駅の改札から出てきました。

Bさんは駅の改札から駅構内に入っていきました。

同じ場所にいるので2人は出会うはずなのですが、この駅の改札は非常に混雑をしており、また非常に広いため、どちらとも認識することができませんでした。

場所が少し違ったために出会えなかったのです。

このような、どこかで出会えるはずなのに、時間や場所などがずれて出会えないことを意味しています。

もう一つの意味は、思っていることがうまく通じないで、お互いの意見などがあわないことです。

「行き違い」の使い方

「行き違い」の使い方

時間や場所などがずれていて、お互いが出会えないことに使用をします。

思っていることが相手とあわないことにも使用をします。

「入れ違い」と「行き違い」の違い

「入れ違い」と「行き違い」の違い

出会えないという意味を含む点が似ていますが、なぜ出会えないのかという点に違いがあります。

前者は、一方が出ていくのとほぼ同時にもう一方が入ってきたことが出会えない理由です。

後者は、場所などがずれていることが出会えない理由です。

まとめ

まとめ

出会えないという意味を含む点が似ていますが、何が理由で出会えないのかという点に違いがあります。

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