この記事では、「不文律」と「暗黙の了解」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不文律」とは?
「不文律」とは?
「不文律」は「ふぶんりつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「文章で表されていない法のこと」知追う意味で、慣習や判例など、成文化されていないけれどもそう解釈される法のことです。
2つ目は「お互いに心の中で了解し合っている決まり」という意味で、ある一定の決まりや規則をお互いが認めている関係のことです。
「不文律」の言葉の使い方
「不文律」の言葉の使い方
「不文律」は形容動詞として「不文律だ・である」と使われたり、名詞として「不文律とする」などと使われます。
基本的に、「文章化されていないけれども、その様になっている決まりや規則」という意味で使われる言葉です。
「暗黙の了解」とは?
「暗黙の了解」とは?
「暗黙の了解」は「あんもくのりょうかい」と読みます。
意味は「言葉に出してはっきり言わないが、当事者の間で理解や納得が得られている事柄」のことです。
言葉にしなくても、関係する人達が全員了承していて、自然に決まった結果になる事柄のことです。
「暗黙」は「口に出さないで黙っていること」、「了解」は「内容や事情を理解して承認すること」という意味です。
「暗黙の了解」の言葉の使い方
「暗黙の了解」の言葉の使い方
「暗黙の了解」は、形容動詞として「暗黙の了解だ・である」と使われたり、名詞として「暗黙の了解となっている」などと使われます。
基本的に、「言葉ではっきり言わなくても、皆がその様に理解している事柄」という意味で、法や決まりなどの意味はありません。
「不文律」と「暗黙の了解」の違い
「不文律」と「暗黙の了解」の違い
「不文律」は「文章化されていないけれども、その様になっている決まりや規則」という意味です。
「暗黙の了解」は「言葉ではっきり言わなくても、皆がその様に理解している事柄」という意味です。
「不文律」の例文
「不文律」の例文
「不文律」の例文は以下の通りです。
・『10時に就寝するのが我が家の不文律だった』
・『得点差が付いている時にはバントしないのが不文律だ』
・『7時までは残業するのが不文律だ』
「暗黙の了解」の例文
「暗黙の了解」の例文
「暗黙の了解」の例文は以下の通りです。
・『社内恋愛禁止は暗黙の了解です』
・『お茶は女性が淹れるものというのが暗黙の了解だ』
・『既婚者が残業せずに帰るのは暗黙の了解だ』
まとめ
まとめ
今回は「不文律」と「暗黙の了解」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。