この記事では、「かぼす」と「すだち」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「かぼす」とは?
「かぼす」とは?
「かぼす」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「かぼす」は、「ゆずの近縁種で、果実は球形で、果肉の酸味が強く、食酢用のもの」という意味があります。
「かぼす」は、1個100gから150gほどあり、ちょうどテニスボールくらいの大きさになります。
大分県の名産品で、流通している「かぼす」の9割以上が大分県で生産されています。
「かぼす」は、果実は完熟すると黄色になりますが、緑色のうちに収穫し、果汁を絞り食用とします。
「かぼす」は、ポン酢の原料としても知られていて、自家製のポン酢を、「かぼす」を絞って作る人もいます。
大分県では、麺類や焼酎などに、「かぼす」を絞り入れて、風味づけることもあります。
主産地の大分県臼杵市では、江戸時代に宗源という医師が、京都から「かぼす」の苗木を持ち帰ったのが、始まりという説があります。
「すだち」とは?
「すだち」とは?
「すだち」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「すだち」は「酢橘」と漢字表記します。
「すだち」は、「ミカン科の常緑低木で、ゆずに似ていて果実は小さく、果肉は酸味が強く特有の香りがあるもの」という意味があります。
「すだち」は1個40gほどの大きさで、ゴルフボール程度の大きさとなります。
徳島県の特産品で、流通している「すだち」の9割以上が徳島県で生産されています。
「すだち」は香りが豊かなで酸味が強いことから、料理にかけることで風味付けができ、さわやかな味わいにさせることができます。
高級食材の松茸との相性が良いことで知られていて、松茸の土瓶蒸しに「すだち」を絞って入れることがあります。
またソーメンのつゆに「すだち」を入れて、さわやかな味わいを楽しむ人や、ジュースを作る人もいます。
「かぼす」と「すだち」の違い
「かぼす」と「すだち」の違い
「かぼす」と「すだち」の違いを、分かりやすく解説します。
「かぼす」は、「ゆずの近縁種で、果実は球形で、果肉の酸味が強く、食酢用のもの」という意味があります。
一方で「すだち」は、「ミカン科の常緑低木で、ゆずに似ていて果実は小さく、果肉は酸味が強く特有の香りがあるもの」という意味があります。
「かぼす」と「すだち」は、緑色の柑橘類で、料理の香りづけに使われることから、混同されることが多くなっています。
しかし、「カボス」はテニスボールくらいの大きさなのに対して、「すだち」はゴルフボールくらいの大きさという違いがあります。
また、「かぼす」は大分県の特産品なのに対して、「すだち」は、徳島県の特産品という違いがあります。
まとめ
まとめ
「かぼす」と「すだち」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。