この記事では、「才気」と「才知」と「才覚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「才気」とは?
「才気」とは?
「才気」は「さいき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとに素早く気づいて理解する能力」という意味で、他の人が気づかない様なことに気づきを得て、その本質を理解する力のことです。
2つ目は「ものごとを正しく判断して巧みに処理する能力」という意味で、今できる最も良い方法を考えて、それを間違えずに実行する能力のことです。
上記に共通するのは「頭の回転が鋭い」という意味です。
「才気」の使い方
「才気」の使い方
「才気」は名詞として「才気がある・ない」「才気がみなぎる」「才気あふれる」などと使われます。
基本的に、頭の回転が鋭く、ものごとを素早く理解したり、適切に処理する能力に使われる言葉です。
「才気」の例文
「才気」の例文
・『この映画は監督の才気あふれる作品だ』
「才知」とは?
「才知」とは?
「才知」は「さいち」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「生まれつき持っている能力と、後天的に得た知識」という元の意味です。
2つ目は転じて「心の働きが鋭く、知識が伴って能力として発揮されること」という意味で、生まれつきの頭の良さに知識が備わっている、素晴らしい能力のことです。
上記に共通するのは「心の働きが優れている」という意味です。
「才知」の使い方
「才知」の使い方
「才知」は名詞として「才知に長ける・長けた」「才知に優れる・優れた」「才知が光る」などと使われたります。
基本的に、生まれつき持っている能力に知識が加わり、優れた心の働きを発揮することに使われる言葉です。
「才知」の例文
「才知」の例文
・『彼女は人の扱いに対する才知に長けている』
「才覚」とは?
「才覚」とは?
「才覚」は「さいかく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「素早く頭を働かせてものごとに対応する能力」という意味で、すぐに判断して行動できることです。
2つ目は「素早く工夫して実行すること」という意味で、その場に合わせてアイデアを生み出し行動することです。
3つ目は「いろいろと苦心して金品を手に入れること」という意味で、あちこち走り回って金品を用立てることです。
4つ目は「学問で得た知識を駆使する」という意味で、勉強して身に付けたことを生かすことです。
上記に共通するのは「素早いひらめき」という意味です。
「才覚」の使い方
「才覚」の使い方
「才覚」は名詞として「才覚を発揮する・発揮した」「才覚を持つ・持った」などと使われます。
基本的に、素早く頭を働かせて工夫する能力に使われる言葉です。
「才覚」の例文
「才覚」の例文
・『彼は経営を立て直す為に才覚を発揮した』
「才気」と「才知」と「才覚」の違い
「才気」と「才知」と「才覚」の違い
「才気」は「ものごとを素早く理解したり、適切に処理する能力」という意味です。
「才知」は「生まれつき持っている能力に知識が加わり、優れた心の働きを発揮すること」という意味です。
「才覚」は「素早く頭を働かせて工夫する能力」という意味です。
まとめ
まとめ
今回は「才気」と「才知」と「才覚」について紹介しました。
「才気」は「頭の回転が早い」、「才知」は「頭の良さと知恵を持ち合わせている」、「才覚」は「頭の良さとひらめきがある」と覚えておきましょう。