「社二病」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

若手社員に見られる特有の現象「社二病」とはどのようなものなのでしょうか。

今回は、「社二病」の意味と関連性の強い言葉について解説します。

「社二病」とは?意味

「社二病」とは?意味

「社二病」とは、「社会人2年目に入り仕事や社会について分かった風にふるまうこと」を意味するスラングです。

「社二病」の概要

「社二病」の概要

社会人1年目は新人として右も左も分からないまま目の前にある仕事に追われる日々が続きます。

基礎的な知識を学んだり基本を身につけたりといった慌ただしい生活が続く中、社会人2年目になるとある程度仕事の要領もわかり落ち着きが生まれます。

社会人を1年こなしただけで身につく知識や技術はそれほど大したものではないのですが学生から社会人になり忙しい日々を過ごしてきた本人は大きな自信をつけています。

地震を持つことは悪いことではありませんがそれが過信になり「わずか1年の間で社会のすべてを知ったかのような訳知り顔をする」ようになると「社二病」と呼ばれます。

「社二病」とは簡単にいえば「社会人2年目にありがちなイタい言動」のことです。

新入社員として配属された初めての後輩に対して先輩風を吹かせたり会社訪問で訪れた学生に社会人とは何かを熱く語ったりといったような「大した経験も積んでいない社会人2年目が見せる調子に乗った行動」「社二病」です。

「社二病」真っ只中の2年目社員は過剰に社会人的なふるまいをしたがります。

ちょっと残業しただけで苦労を語ったり対して疲れててもいないのにエナジードリンクを好んで飲んだり隠れ家的なお店を探したりなど、微笑ましいものからやっかいなものまで生暖かい目で見守りたくなるような言動が「社二病」の特徴です。

「社二病」は通常放置すれば自然と治るものです。

自分で自覚して態度を改めたり人から注意されたりなどきっかけはさまざまですがあまりにも目に余るような振る舞いは時間とともに是正され本人にとって成長の糧となります。

誰でも位置度は通った覚えがある道だからこそ先輩や上司も「社二病」に対してうるさく言うことはありません。

中には「社二病」が治らないまま年令を重ねる人もいます。

いい年なのに寝てない自慢をしたり部下をしつこくいじったりなどいつまでも「社二病」気分が抜けない人は周囲からそっと距離を置かれてしまいます。

「社二病」の言葉の使い方や使われ方

「社二病」の言葉の使い方や使われ方

・『会社訪問に訪れた先のOBが典型的な社二病だった』
・『やたら後輩におごりたがるのも社二病のひとつである』
・『やっかいな社二病が上司の一喝で改善された』
・『社二病は社会人ならだれでも通る通過儀礼のようなものである』

「社二病」の類語や言いかえ

「社二病」の類語や言いかえ

・意識高い系
「実力が伴わないのに言うことだけは意識が高い人」を意味する言葉です。

社会人とは何かを語りたがる「社二病」とはよく似ており、「社二病」が慢性化し意識だけがさらに肥大化すると「意識高い系」にクラスチェンジします。

・若気の至り
「若さに由来する分別のない言動」を意味する言葉です。

若さからくる経験の少なさや思慮の浅さが原因の「社二病」とは親しい意味合いの言葉ですが「社二病」が社会人限定であるのに対し、こちらは学生などもっと年若いころの失敗や過ちにも用いられます。

まとめ

まとめ

「社二病」は誰しもが一度は通るはしかのようなものです。

本人は気づかなくても周囲から見ればイタいふるまいが目立ちあとになって恥ずかしさに気づき公開するハメになります。

仕事に慣れてきた2年目だからこそよりいっそう気を引き締めることが大切です。

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