この記事では、「卒婚」の意味を分かりやすく説明していきます。
気になる言葉を学んでいきましょう。
「卒婚」とは?意味
「卒婚」とは?意味
卒婚(そつこん)とは、新しい夫婦関係をつくっていくこと。
離婚しないで、それぞれ別の生き方を模索していく選択肢です。
べったりの関係を卒業して、それぞれ自由にやりたいことに取り組むのが卒婚になります。
卒婚のメリットは、離婚せずにこれまでの関係だけをリセットできること。
婚姻解消の手続きをしなくてもいいので、事務処理のわずらわしさから解放されます。
また籍を入れたまま、自由に同居や別居をえらべます。
卒婚しているご夫婦の中には、平日だけ一緒、週末だけ一緒など、固定概念にとらわれないライフスタイルを選択している人もいます。
「卒婚」の概要
「卒婚」の概要
卒婚という言葉を生み出したのは、評論家の杉山由美子です。
自身の本として『卒婚のススメ』や『卒婚・これからの結婚のカタチ』などを出版しています。
結婚か離婚か決めかねた夫婦が、あたらしい選択肢として卒婚をえらんだ実話をいくつも紹介している作品になっています。
本によると卒婚の定義とは、戸籍上の関係はそのまま。
これまでの夫婦関係をいったんリセットして、お互い新しいパートナーとして未来に進んでいくことと書いてあります。
これまでの家計を維持しつつも、お互いが自由に向き合える、あたらしい夫婦のあり方です。
「卒婚」の言葉の使い方や使われ方
「卒婚」の言葉の使い方や使われ方
卒婚はこのように使われます。
・『卒婚をえらんだ父母は、週末だけ一緒に暮らしている』
・『子どもが独立したので、リタイア後の卒婚について真剣に考えるようになった』
・『卒婚した方がいいのか、知人の弁護士に相談した』
「卒婚」の類語や言いかえ
「卒婚」の類語や言いかえ
卒婚はこのような言葉に置きかえもできます。
・週末婚
・離婚約
週末婚とは、ドラマのタイトルにもなった言葉です。
週末だけ夫婦として、共に暮らすスタイルをいいます。
平日は離れて暮らす生き方です。
また最近話題になっている離婚約とは、離婚の約束をあらかじめ取り付けておく結婚生活のこと。
離婚する日付を先に決めておき、それまでに離婚の準備をおこなうスケジュールを意味します。
すぐに離婚届を提出する訳ではないので、話し合いを続けているうちにヨリが戻る夫婦もいます。
卒婚も週末婚も離婚約も、それぞれメリットとデメリットがあります。
また適切なタイミングや、ゴールのあり方も異なってきます。
子どもや仕事、そして両親の介護などを充分に考えながら、納得のいく選択肢を見つけていきたいものです。
まとめ
まとめ
卒婚について、改めておさらいしました。
卒婚とは結婚生活を、卒業すること。
これまでの関係に見切りをつけて、お互いが好きなように生きることです。
離婚との違いは、離婚届を出すか出さないかの差になります。
卒婚は離婚届を出さなくてすみ、なおかつ世間体もいいことから、卒婚に踏み切る夫婦は少しずつ増えています。