「大二病」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「大二病」の意味を分かりやすく説明していきます。

流行りのネットスラングを学びましょう。

「大二病」とは?意味

「大二病」とは?意味

¥大二病(だいにびょう)とは、大学二年生の中だるみ期間のこと。

正式名称は「大学二年生の病気」です。

サークルや学校生活に慣れてきたものの、現実が受けとめられずに、自分とうまく向き合えない時期をいいます。

「できる」と勘違いしてしまい、他人の指摘を素直に受け入れられなくなる、幼い精神状態をいいます。

論破するクセがついてバイト先でトラブルになったり、SNSで過激な発言を繰り返したり「俺ってすごい」のオンパレードになってしまうのが大二病の特徴になります。

天狗のようになってしまい、勘違い発言の常連さんになってしまうのが大二病の怖いところです。

「大二病」の概要

「大二病」の概要

大二病という言葉は、もともとあった中二病から生まれた言葉です。

2014年になって社会学者の難波功士さんが『大二病・評価から逃げる若者たち』という本を出しました。

本の発売とあわせて、この言葉が瞬く間に有名になっていきました。

そもそも大二病という妄想が生まれるのは、自分を正しく見られていないから。

等身大の自分より高い位置に目標を定めてしまい、現実から目を背けてしまうことが背景にあると言われています。

最近では大二病に陥らないための対策に、本気で取り組んでいる学校もあります。

大二病のまま社会人になってしまうと、うまくいかなかった場合に世の中や受け入れ先の企業が悪いと、思い込んでしまう恐れがあるからです。

自分に絶対的な自信をもつことは良いことですが、謙虚な姿勢だけは忘れずにいたいものです。

「大二病」の言葉の使い方や使われ方

「大二病」の言葉の使い方や使われ方

大二病はこのように使われています。

・『世の中を斜めに見ている彼は、れっきとした大二病患者だ』
・『大二病じゃないんだから、そろそろ現実を見よう』
・『大二病気味の兄を見て、ああはなるまいと心に誓った』
大二病は自分に酔って、他人を小ばかにするような人をいいます。

いいお手本ではなく、悪い見本として使われます。

自分が大二病の疑いがあるかなと思ったら、早めに軌道修正をかけていきたいものです。

「大二病」の類語や言いかえ

「大二病」の類語や言いかえ

「大二病」の関連語をチェックしましょう。

・中二病
・高二病
どちらも思春期特有の、虚勢をはった言動をいいます。

まだまだ未熟であるのに、成熟した大人のようにイキがった態度をとるのが中二病や高二病です。

また大二病との違いは、年齢です。

中二病と高二病は中高生ですが、大二病は大学2年~3年生を指します。

就職活動も関係してくる、きわめて大切な時期です。

まとめ

まとめ

大二病の意味をおさらいしました。

理想の自分に追いつきたくて、空回りしている可哀そうな状況をいいます。

論破が好きだったり、企業や世の中は悪だと思っていたり、何かにとらわれている状態をいいます。

大二病を克服するためには、自分を客観視すること。

色々な人の意見を聞いて、理想と現実のすき間を埋めていくことです。

タイトルとURLをコピーしました