この記事では、「厳か」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「厳か」の正しい読み方は「おごそか」と「きびしか」のどちら
「厳か」の正しい読み方は「おごそか」と「きびしか」のどちら
式を静かに礼儀を正して行う状況で使われている「厳か」【おごそか】は、威厳ある態度や雰囲気を出す儀式を表します。
類義語に粛々や厳粛などがあるように、寺や神社、葬儀場、儀式などで感じる重々しい空気や雰囲気を表したり、人の威厳ある態度に焦点を当てているため「おごそか」と読むわけです。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
期限内に提出するのは無理な状態であったり、重い荷物を運んでいて体力が続かないなど、もう体力がそれ以上続かないという厳しい状況を表す「きびしか」は「厳しか」と書きます。
そのため、重々しい雰囲気を意味する「厳か」は「おごそか」と読んだ方が一般的です。
一瞬も気を緩めてはいけないという状況や漂う空気を表すため、「おごそか」と読んだ方が正しいのです。
「厳か」の意味
「厳か」の意味
重々しい雰囲気の中、人々が礼儀正しい態度で静かに祈りを捧げる状況を「厳か」といいます。
近寄りがたいさまに見ている方も緊張するほどいかめしいいさまを表すわけです。
とくに、お坊さんを呼び、先祖の供養するため親戚一同が静かに両手を合わせるといった場面を「厳かな雰囲気」といいます。
「厳か」の言葉の使い方や使われ方
「厳か」の言葉の使い方や使われ方
・『今年の夏、癌で亡くなった祖父の法要が寺で厳かに行われた』
・『厳かな雰囲気で始まった住職の話に、みな正座して耳を傾ける』
・『心引き締まる厳かなムードが漂う結婚式は、若者には新鮮だった』
まとめ
まとめ
ご先祖様を供養したり、儀式を挙げるなど静かな雰囲気の中にも心引き締まる空気が漂うといった場面をうまく表せるように使ってみるといいでしょう。