この記事では、「恭しく」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「恭しく」の正しい読み方は「うやうやしく」と「きょうしく」どちら
「恭しく」の正しい読み方は「うやうやしく」と「きょうしく」どちら
「恭しく」は「うやうやしく」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「恭」の音読みは「きょう」、訓読みは「うやうや(しい)・つつし(む)」ですが、「恭しく」と表記する場合「きょうしく」とは読みません。
因みに音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
「恭しく」の正しい読み方は「うやうやしく」です。
「きょうしく」とは読みません。
「恭しく」の意味
「恭しく」の意味
「恭しく」の意味は、「相手に対し敬意を表し、丁寧な態度を取る様子」のことです。
深々と頭を下げ、礼儀を尽くす様子を表します。
「恭しく」は、形容詞「恭しい」の副詞形で、語源は「ゐや(礼)」という古語、「相手を敬うこと」「礼儀」という意味です。
「ゐや」は「うや」とも書き、「敬う(うやまう)」として使われています。
「うや」を重ねることで、相手を尊敬する気持ちを強調しています。
「恭」の漢字は「共」と「心」から成り立っていて、「共」は「大きな物を両手で捧げる様子」、「心」は「心臓」を表し、「恭」で「神に物を供える時の気持ち」「手に敬意を払い礼儀正しく丁寧である」という意味として当てはめられました。
「恭しく」の言葉の使い方や使われ方
「恭しく」の言葉の使い方や使われ方
「恭しく」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『式典の参列者に恭しく一礼する』
・『表彰状を恭しく受け取る』
・『神社で恭しく頭を下げて祈る』
まとめ
まとめ
今回は「恭しく」の読み方について紹介しました。
「恭しく」の正しい読み方は「うやうやしく」で、「きょうしく」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。