この記事では、「フリーダム」と「リバティ」の違いを分かりやすく説明していきます。
自由をあらわす語を、学んでいきましょう。
「フリーダム」とは?
「フリーダム」とは?
フリーダムとは、自由のこと。
自分の思いを素直に表現し、出かけたいと思った場所に身軽に行けることです。
厳しいルールが与えられていない、伸びやかな様子をフリーダムといいます。
走ろうと思えば、どこまでもランニングできる状態。
自分の思い通りに、何でもやれるのがフリーダムになります。
そのため「窮屈ではない、ゆったりしたデザインの洋服」もフリーダムといいます。
また歯に衣着せぬ、自由で屈託のない物言いもフリーダムとあらわします。
天真爛漫で無邪気なこと。
既成概念にとらわれない、自由なありさまがフリーダムです。
「リバティ」とは?
「リバティ」とは?
リバティも自由をあらわします。
自分の力や行動によって、ようやく手に入れた権利がリバティです。
リバティは力強さをあらわす英単語です。
そのため待ちの姿勢で手に入れた自由ではなく、自分の手でもぎ取った強靭な自由をあらわします。
例えば不自由な生活から逃れるために、国境を越えて手に入れた自由を「リバティ」といいます。
一方でリバティには「好き勝手にやる」という非礼に近い、ネガティブな意味合いもあります。
いい訳もありますが、自己中心的なわがままに用いられることもあるので注意しておきましょう。
「フリーダム」と「リバティ」の違い
「フリーダム」と「リバティ」の違い
どちらも自由をあらわしますが、意味合いは異なっています。
「フリーダム」と「リバティ」の違いを、分かりやすく解説します。
・空気のようなフリーダム、釈放のリバティ
「フリーダム」と「リバティ」は辞書を引くと、どちらも「自由を謳歌する」という訳で載っています。
けれども、背景にあるものが少しずつ異なっています。
フリーダムは生まれながらにある、空気や水のような自由のことです。
表現の自由のように、大勢の人に与えられている権利もあらわします。
また伸びやかに、何かをおこなう様子も含んでいます。
無邪気に草原を駆け回ったり、夜更かししてバカンスを楽しんだり「エンジョイしている」のがフリーダムです。
そしてフリーダムよりも、やや重たい意味合いがあるのがリバティです。
リバティは暴力や支配から逃れて、自分の手でつかみ取った自由という意味もあります。
そのため自由の女神の「自由」は「フリーダム」ではなく「リバティ」になります。
自由をあらわす英語ですが、少しずつ意味合いが異なっています。
より気さくなのはフリーダム、重みがあるのがリバティと覚えておくと良いでしょう。
まとめ
まとめ
「フリーダム」と「リバティ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
いずれも自由をあらわす表現です。
フリーダムは無邪気で、明るい自由をあらわします。
そしてリバティは束縛から逃れた、意義ある自由をしめします。
フリーダムが開放感をあらわすのに対して、リバティはどことなく緊張感のただよう表現です。
言葉の達人を目指していきましょう。