「なつい」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「なつい」の意味を分かりやすく説明していきます。

「なつい」とは?意味

「なつい」とは?意味

「なつい」とは昔慣れ親しんでいた物事の記憶を思い出させるという意味です。

懐かしいと同じであり懐かしいを短縮して作られた若者言葉になります。

また夏らしく暑いという意味で「なつい」と言われることもありますが、懐かしいという意味での「なつい」と比べ、夏らしく暑いという意味で「なつい」と言うことは一般的ではありません。

「なつい」の概要

「なつい」の概要

2000年代初頭は既存の言葉を短縮する形の若者言葉が生まれていて、「なつい」もその中の一つです。

若者であれば数年前の出来事であっても懐かしいもので、そういった懐かしさを感じていることを「なつい」と表現するようになりました。

同じように生まれた言葉はいくつかありますが、20年近く経った現在でも使われていますし、元々は若者言葉でしたが、今では若者と言えない年齢の人も使う言葉になっているので、日常的に使われる言葉として定着したと言えます。

暑いという意味の「なつい」は夏は暑いの前後を入れ替えた、あつはなついという冗談が先にあり、それから後半部分だけが取り出されて使われるようになった形です。

「なつい」の言葉の使い方や使われ方

「なつい」の言葉の使い方や使われ方

「なつい」は自分が体験したことのある昔を思い出させるものを見た時などに、懐かしいを言い換える形で使われることがほとんどです。

夏のように暑い、夏らしく暑いという意味の冗談としての「なつい」は、それ単体だと意味が通りにくいこと、「なつい」は懐かしいという意味で広く定着していることから、ほとんど使われていません。

言葉として定着した「なつい」も懐かしいを単純に省略しただけの言葉なので、懐かしいを言い換える以外の場面では使われない言葉になります。

「なつい」の類語や言いかえ

「なつい」の類語や言いかえ

「なつい」は懐かしいを省略して生まれた言葉なので、「懐かしい」と言いかえることができますし、懐かしいという言葉も全て「なつい」と言いかえることができます。

類語としては、既存の言葉の頭2文字にいを付けた言葉が類語と言えるでしょう。

凄惨な様子を表すグロテスクを省略した「グロい」という言葉もありますし、気持ち悪いを省略した「キモい」「なつい」と同じく完全に定着した若者言葉です。

「キショい」は気色悪いを「なつい」と同じように短縮した言葉ですが、ほとんど同じ意味のキモいの方が一般的になったこともあり、比較するとあまり使われていません。

他にはこれらの言葉と比べると言葉が生まれたのは最近ですが、「エモい」も同じ形で短縮して作られている類語と言えます。

まとめ

まとめ

冗談の暑が夏いから生まれた「なつい」はほぼ使われていないので、「なつい」は懐かしいの略だと考えれば問題ありません。

元々は若者言葉でしたが、今では若者ではない中年の方も使っている言葉なので、若者言葉という枠を乗り越えて日常的な日本語として定着しています。

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