「二金」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「二金」の意味を分かりやすく説明していきます。

気になる言葉を調べていきましょう。

「二金」とは?意味

「二金」とは?意味

二金(にのきん)とは、立ち読みをしている人のこと。

コンビニの書籍コーナーで、雑誌や漫画をパラパラ眺めている人をいいます。

冷たい視線はお構いなしに、コンビニや書店にずっと入り浸っている人が二金になります。

気になる「二金」は、二宮金次郎からうまれた言葉です。

二宮金次郎はご存じの通り、小学校の銅像として有名な偉人です。

直立不動でじっと本を読んでいる佇まいから、二宮金次郎ならぬ二金がうまれました。

実在する二宮金次郎は、貧しいながらも勉学に励んだすごい人です。

ところが「二金」はコンビニや書店にたむろしている人をいいます。

同じ二金でも、月とスッポンの差があります。

「二金」の概要

「二金」の概要

二金は自然にうまれた言葉です。

書店やコンビニの店員さんの間で「長時間入り浸っているお客さん」を二金というようになり、しだいに定着していきました。

ちなみに最近のコンビニでは、立ち読み予防のシールが貼られているため、二金は絶滅危惧種になりつつあります。

また小学校の二宮金次郎の銅像も、老朽化が進んでいることから撤去が多くなり、その姿は消えつつあります。

悲しいかな時代とともに、隅に追いやられているのが二金です。

「二金」の言葉の使い方や使われ方

「二金」の言葉の使い方や使われ方

「二金」はこのように用いられています。

・『いつもの二金さんが来ているね。お勤めごくろう様です』
・『二金さんには悪いけど、新着の雑誌にシールを貼っておいて』
・『大雪だったが近所の書店には、ずらりと二金がいた』
二金とは二宮金次郎のように、本の世界に浸っている人のこと。

ただお店の商品を勝手に読んでいる、図々しい人をいいます。

書店やコンビニにとっては悪しき客のため、快くは思われていません。

最近では本の汚れを防止するために、専用のシートやテープでカバーしているお店も増えています。

「二金」の類語や言いかえ

「二金」の類語や言いかえ

二金はこのような言葉に置きかえできます。

・二宮金次郎
・立ち読み客
・書店の迷惑行為
二金は二宮金次郎のこと。

そのため二宮金次郎さんのフルネームをつかっても、意味は通じます。

また立ち読み客や迷惑行為も当てはまります。

長時間ダラダラと居座り続けるのは、お店にとっても他のお客さんにとっても、迷惑行為以外の何ものではありません。

最近では二金がいると他の利用客からクレームがくることから、二金の対応策を強化しているお店も増えています。

まとめ

まとめ

二金の意味と使い方をおさらいしました。

二金とは小学校の銅像で有名な、二宮金次郎さんのこと。

だまって本の世界に没頭しているところから、コンビニや書店の立ち読み客をこのように呼ぶようになりました。

短時間の二金は許されても、長時間の二金はやはり良い気持ちにはならないものです。

マナーを守って、楽しくお店を利用していきましょう。

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