「国旗」と「国章」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「国旗」「国章」の違いを分かりやすく説明していきます。

国家にまつわる言葉を、ひとつずつ学んでいきましょう。

「国旗」とは?

「国旗」とは?

国旗(こっき)とは、その国のシンボルをあらわす旗のこと。

星や三角、ボーダーなど、色々なデザインが施された布をあらわしています。

オリンピックやスポーツの国際試合で掲げられる、カラフルな吹き流しです。

ちなみに日本の国旗は、ホワイトの背景に真っ赤な丸が描かれた、とてもシンプルなものです。

生命力を感じさせる赤は、太陽をあらわすもの。

幸先のいいスタートや、朝の日の出をつたえています。

赤と白は紅白を意味していて「おめでたい、縁起がいい」という幸せなメッセージも込められています。

このように国民の幸せを願って、デザインされた国の旗が「国旗」です。

「国章」とは?

「国章」とは?

国章(こくしょう)とは、国家をあらわすモチーフのこと。

葉っぱや神の化身、剣や王冠など複雑なデザインが描かれたものです。

その国の歴史や言い伝えをイラストに起こしたものが多く、とても見ごたえのある内容になっています。

ちなみに日本の国章は、菊の御紋です。

天皇家にまつわる行事や式典で目にすることもある、おごそかな紋章です。

法律でその範囲が定められたものではないものの、天皇家や皇室で利用されています。

菊の花は足利尊氏など有名な武将も愛した花で、歴代の天皇も調度品に「菊の花」をあしらっていました。

その名残から、日本の国章として菊の御紋がつかわれています。

この国の歴史に触れられるのが国章。

第二の国旗といわれる、愛すべきモンブレムです。

「国旗」と「国章」の違い

「国旗」と「国章」の違い

どちらもよく似ているので、紛らわしいです。

「国旗」「国章」の違いを、分かりやすく解説します。

・オリンピックは「国旗」皇室行事は「国章」
国旗は「国旗および国歌に関する法律」で定められたもの。

それによると国旗は、白色と紅色でぬられた「日の丸の旗」としめされています。

国旗と国歌はセットで示されているので、多くの小学校や中学校の式典には国旗と国歌が使われています。

そのため学校行事やオリンピックなど、国民のイベントで登場するのが国旗です。

対する国章の「菊の御紋」は、おもに皇室行事で用いられています。

そのため皇室ゆかりの品に、モチーフとして国章が彫られることもあります。

スポーツの祭典や学校行事でつかうのが国旗。

天皇家など皇室にゆかりのある式典で用いられるのが国章になります。

違いを覚えておきましょう。

まとめ

まとめ

「国旗」「国章」の違いを分かりやすくお伝えしました。

国旗とはその国のシンボルのこと。

入学式や卒業式、スポーツの大会などで目にする「日の丸の旗」です。

そして国章とは、その国のエンブレムのこと。

紋章と同じ意味合いがあり、日本では「菊の御紋」があてがわれています。

歴代の天皇が愛していたことから、現在では皇室行事に用いられています。

違いを知って、知識を役立てていきましょう。

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