「寝る」の意味とは何?
「寝る」の敬語での使い方や表現方法、別の言葉への言い換え方法などを以下に詳しく説明します。
「寝る」の意味
「寝る」の意味
「寝る」は眠りにつくことです。
同様の言葉に「眠る」があり、今までは「眠る」が「目を閉じて無意識の状態になる」すなわち「睡眠すること」を意味するのに対し、「寝る」は「眠りにつく」「寝床に入ること」を意味しましたが、現在の意味合いは同じです。
なお「寝る」には眠りにつくこと以外に、病床についたり体を横たえたりするという意味もあります。
さらに眠りにつくことから転じて、縦のものが横になったり、商品が売れ残ったり、酒などが仕込まれた状態であることなども意味します。
「寝る」の敬語での使い方や表現方法
「寝る」の敬語での使い方や表現方法
「寝る」の尊敬語としては「ご就寝になる」または「お休みになる」が一般的な言い回しです。
動詞に「~(ら)れる」をつけて尊敬語とする方法で「寝られる」ともできます。
ただし、尊敬語は話す相手が目上の人になりますが、ビジネスシーンにおいて上司やお客様が寝るシーンはほとんど無いため、使用頻度は低いでしょう。
そのほかの尊敬語は「休まれる」「床に就かれる」などがあります。
「寝る」を謙譲語として表わす場合は「お先に休ませていただく」が一般的な言い回しになりますが、「床に就かせていただく」というように「~いただく」を後ろにつけることでも謙譲語になります。
なお、「寝る」の丁寧語としての言い回しは「寝ます」や「休みます」です。
「寝る」の言い替えや使用例
「寝る」の言い替えや使用例
・『病気の父は静かに眠っている』
・『地下深くに眠る天然資源』
・『両親が眠る墓地』
・『ついうっかりとまどろんでしまった』
・『お先に失礼します』
「眠る」は「目を閉じて無意識の状態になる」という意味合いです。
ただし「寝る」も現在は同じ意味で使われています。
また、「眠る」には資金や資源などが十分活用されていない様子や永眠するといった意味でも使われます。
「まどろむ」は次第に意識が薄らいで浅い眠りの状態になることを意味する言葉です。
なお、「お先に失礼します」は「寝る」や「休む」という言葉を使わずに寝ることを表す謙譲語として日常的によく使われています。
まとめ
まとめ
「寝る」はその言葉の意味からビジネスシーンではめったに使うことは無いですが、一方で日常生活においては頻繁に使う言葉です。
プライベートであっても咄嗟に敬語で答える必要もありますので、「寝る」の使い方はしっかり覚えておきましょう。